あいうえお・ABC なぜ どこが むずかしい?どうしたら 読み書きできる?
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いよいよ具体的な練習方法に入っていきましょう。ここでは、多くの日本の子どもたちが最初にふれる平がなの読みを中心にお話しします。平がなとはいっても、読むことが簡単でないことはすでに体験いただいたところです。まず文字を文字として見て、他のそれと識別して音にする。「千曲」や「戦局」のような語を読むには、それぞれの「せ」のピッチ(音高)が異なることなどへの気づきも求められます。「あひる」と「あるひ」では文字の並びが違うだけでなく、アクセントが異なります。「あひる」を「ある日」のアクセントで読めば意味を理解することが難しくなります。 こうして考えると、最初に文字の読みの練習をするときにも、「あ」ならば「あ」のように意味から切り離された一文字を発音して聞かせたり読ませたりする練習と、「あひる」の「あ」のように語の中で読む練習とを並行させるべきであることがわかります。 * 線の高さはピッチ(音高)を表します。 2 平がな を読む

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