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ライズタイム「防災と食」~ライズ学園日記~

ライズタイム、本日のテーマは「防災と食」。

被災初期の食、中長期的な避難生活における食-。
いくつかのステージを想像しながら、家族の一員として各家庭の備蓄品を見直せるようになること、を目的としました。


12時40分。
授業終了後、本当だったらお弁当の時間ですが、
被災して避難所に行ったことを想定。
空腹状態で乾パンを食べる体験。


昨日まで、「乾パンなんて食べたくない」「食べたことない」という子が多かった中、
「おいしい!」「意外といける!」用意した缶はあっという間にからっぽ。

水分が少ない乾パンの缶の中に、氷砂糖や金平糖が入っている意味について考えたり、
次への布石となる野菜ジュースを飲んでみたりしながら、
「これが1食分だったらどうだろう?」「何食までいける?」とそれぞれ想像しました。


災害のステージについてのスライド。
避難生活が中長期的になった場合の、栄養の偏りの問題について知りました。

 
 
ポリ袋でつくる「切干大根とわかめのポン酢あえ」
切干大根は、災害時に不足しがちな食物繊維・ビタミン類を総合的に補うことができる食品とのこと!

しかも作ってみたらとてもおいしくて、「普段の食事でも食べたい」との声も。


待ちに待ったお弁当タイム。
毎日の食事のありがたみが感じられます。


最後は、スタッフ大嶋家の備蓄品ビフォアアフター!
乾パンと水だけだった備蓄品にこんなにたくさんの追加提案。
日常で使いながら回していく方法です。


様々なものを手にとりながら、自分の家族のことを考えている子ども達。
頼もしい限りでした!

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常総市で被災された方の生活も、すでに3週間が経過しました。
様々なつながりに思いを馳せながら、子ども達とともに「自分にできること」を増やしていけたらと思います。
ライズ学園では、認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズさんからの情報を、引き続き確認、掲示していきます。
http://www.npocommons.org/