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「秋のバーベキュー大会」~ライズ学園~

11月5日(土)

つくば市豊里ゆかりの森で秋のバーベキューをしました。
今回のバーベキューも、保護者の方々に参加していただき
子ども達と保護者の方々、スタッフを含め約30名程の人数になりました。

朝の9時30分に豊里の森バーベキュー会場に集合しました。
子ども達は、こだわりの格好で登場です。
ガールスカウトに参加しているKさんは、ガールスカウトの服を着てきました。
煙で目がしみないように、マイゴーグルも持参です。
バーベキューの後のフリータイムを考えて、ジャージ姿で頭にタオルを巻いてきた子どもも。

みんな揃ったところで、朝の挨拶です。

「今日は、自分で考えて、いろいろな事にチャレンジしてください。」

朝の挨拶が終わると、いよいよバーベキューのスタートです。
といっても、おいしいバーベキューを食べるにまでには、多くの作業があります。 
火をつける人・火の様子を見る人・食材を切る人・調理する人・洗い物をする人・味をつける人など様々です。
どの作業スペースに行っても必ずライズスタッフが2~3人いるので、万全の体制です。

子どもたちは、まず興味のある作業スペースへ移動して作業開始。

食材を切るスペースでは、
メニューが「タコのバーベキュー」「グリルポーク」「鯛の塩釜焼き」「棒パン」「豚汁」「焼きそば」とあるので
切る作業でも一苦労です。
ゆでたタコを丸ごと一匹を見て

「うわぁタコだ!初めて触った!」とSさん
「一匹?これどう切るの?」とSGさん
足を一本づづ切り落とし、一口大に切り分け、バーベキュー用の金串に突き刺したところで、タコの串の準備は完了。

近くでは、豚汁や焼きそばの野菜を切っていました。
ねぎを切る手つきを見て
「危ないよ!」
とスタッフや保護者の方々の助言を受け、
野菜をおさえる手は、じゃんけんの「パー」ではなく「グー」の状態で切るように学んだ子ども達。
ちょっと危なっかしいけど、包丁は上手く使えるようになってきました。

材料を切っていると
ボウルに小麦粉と水、食塩などを入れて、こね始める子ども達が。
なれた様子で、小麦粉を球状にまとめていきます。
「まかせて!」と勢いよく小麦粉を、台に打ちつけるKNさん。

ドン!ドン!ドン!

「こうやると、美味しくなるんだよ。」
と得意げです。

また、別のテーブルでは、鯛の下ごしらえをしています。
「魚のおなかを切るの?」
と心配そうなMさん
「ちゃんと作ってあげなきゃかわいそう。」
というRさんも。
みんなおっかなびっくりしながらも
保護者の方にも手伝って頂き
鯛のウロコをとり、内臓を取りだすことに成功しました。
Mさん、Rさん上手に下ごしらえができていましたよ。

保護者の皆様には、ご自分のお子さんだけでなく
ライズの子ども達に、包丁の使い方や魚のさばき方などを教えて頂き感謝しています。

下ごしらえした鯛を昆布で巻いて、その上から、片栗粉を混ぜた塩で形を整えます。

鯛のしっぽの形まで、丁寧に作ったRさん。とてもキレイにできました。

火をつけるカマドのあるスペースでは、子どもと保護者の方々が大活躍。
新聞紙と木の端、薪しかない状態であっという間に火をつけていきます。
「大きい木じゃなくて、小さい木からいれるんだよ」
保護者の方々の助言を聞いて、あっという間に火をつけていました。

火の様子を見る作業も大変です。

KTさん「うわぁ~けむい。」
と煙から逃げて移動したのはいいものの、また煙がきて
Yさん「けむ~いぃ。」
その様子を見ていた保護者の方から
「風下じゃなくて、風上に行くだよ。」
とお話をしてもらい、煙の追跡から解放されたKTさんとYさん。

料理ができる間、かまどを囲んでする話も、なにか楽しい雰囲気です。

子ども、保護者、スタッフでお話をしながら
できあがったバーベキュー料理を食べ
感想を話し合いました。

「味付けグッド!」
味付けを戸惑いながらも担当したSさんの笑顔がとても印象的でした。

子ども達は、バーべキューを通して
火の付け方、煙の流れ方、包丁の使い方、魚のさばき方など、多くのことを学びました。
また、保護者の皆様方と触れ合うことで
大人の方々との接し方や、生活の中での技術や知恵をたくさん学ぶことができました。

保護者の皆様、お忙しい中、バーベキューに参加いただきありがとうございました。
おかげ様で、バーベキュー大会を大成功させることができました。

バーベキューも体験して、これから、ますます、楽しくなるライズ学園です。