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さつまいもを使った調理教室が行われました~ライズ学園日記・カルチャー教室~

糸永さんの農園、岡野さんの畑でいただいたさつまいもを使った調理教室を行いました。


講師は、石川真由美さん。石川さんに来てもらって3年目ともなると、もう顔なじみの子も。
親しみやすくて穏やかな雰囲気をもった石川さんに、みんな自然となついています。

今日のメニューは、
さつまいもの豚肉巻、味噌汁、さつまいもご飯でした。

    
豚肉からはみ出してしまうさつまいもを必死に戻しながら、
「きれいに卒業させてあげなきゃ!」と調理物を擬人化して楽しむYちゃんとMちゃん。
お米を洗ってくれたKtくん。
みんな楽しみながら調理をこなしていきます。


石川さんの提案で、味噌汁は3パターン作って味比べ。

パターン1:手作りだし汁+アクを抜かずにささがけにしたゴボウの味噌汁
パターン2:手作りだし汁+アクを抜いて輪切りにしたゴボウの味噌汁
パターン3:市販のだしの素を使って作った味噌汁

どのグループも味噌汁を最初の方に作ったために煮詰まってしまって、
ちょっと比べづらかったですが、ゴボウはアクを抜かなくてもおいしい!
どれもあっという間に売り切れました。


余ったさつまいもを石川さんが蒸し器で蒸してくださり、バターを混ぜたものを、
子どもたちの提案でラップ茶巾絞りに。盛り付け方もこだわりました(^_^)/~

こんな遊びがあるのも、石川さんの調理教室ならではです☆

 
豚肉巻と、こんぶがのっててよくわからない写真しかなかったさつまいもごはん。
どちらもとても美味しくて、「ちょっと多いんじゃないか、でも一応」と言って多めに炊いたご飯が全部なくなりました。


最後は、石川さんとともに、さらにスイートポテト的なものを増産しながら、
みんな1つの調理台に集まり、石川さんから被災地支援のお話をうかがいました。

石川さんは、東日本大震災直後から、現地や県内の避難所でボランティアを続けてこられた方です。
子どもたちがバザーで被災地の花苗のお金を売り上げたこと、とても評価してくださいました。
今こそ被災した方たちが癒しを求めていること、忘れないでいてもらいたいこと。
被災地の方にとって、「何をしてほしいですか?」と聞かれるよりも、想像や考えるというプロセスを経て「こういうことをしようと思うけれどもどうですか?」と聞かれる方がありがたいこと。
石川さんの言葉に聞き入るみんなの顔が真剣でした。
Yちゃんが、お父さんと一緒に、いらなくなったドラムを被災地の学校に届けた、という話を突然しだして、みんなびっくり。

被災地支援活動について、改めてみんなで考えるきっかけとなった時間でした。

石川さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。