これについてはまた後ほど、「２つのアプローチ」、「継次処理」と「同時処理」のところでふれるとして、もう一例、今度はアルファベットで書かれた語を読んでいただきたいと思います。 まずは左側、これはもう簡単ですね。「タックス」です。では右側は、何と読みますか？ もちろん、これも「タックス」です。しかし細部にまでよく気がつく子は 「前の先生は、tの下の方を曲げていましたけど、まっすぐでもいいんですか？」と聞くかもしれません。もちろんそれはどちらでもいいわけですが、 「どちらでもいいんだよ」と聞かされた生徒は、 「ならばfの上部の曲がりも、あってもなくてもいい情報」だと判断してしまうかもしれません。とするとtaxとtaxさらにfaxも、書体こそ異なるもののすべて同じ単語だということになります。
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