あいうえお・ABC なぜ どこが むずかしい?どうしたら 読み書きできる?
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『よめるかける ひらがなれんしゅうちょう』 (リヴォルヴ学校教育研究所)より 『よめるかける ひらがなれんしゅうちょう』 「ぬ」はもっとも難しい文字の1つでもあり、ほとんどすべての子が「ね」や「め」との区別に戸惑いを見せます。「いぬ」と正しく読めている子でも、絵から推測しているだけで「ぬ」はあまり見ていない子もいることでしょう。しかし推測して読めるということはとても大切で、こうして得意を生かしながら身につけられるようにすることこそ理想的です。 「いぬ」を「いね」などと読み間違える子には、絵を指さし「これは何?」とたずねます。「ワンワン!」と答えたときには「正解! それじゃあ、もう1つの言い方は? い…?」とヒントを加えます。日頃からそういった傾向が強い子には、先に絵に注目させてから「なんて書いてある?」と聞くのも方法です。 反対に、推測に頼り過ぎて文字をよく見ていないようなときには、左下のような文字列の中から、「いぬ」を探してみて、とします。ここでも、「いぬ」と「いね」などのアクセントの違いを確認してみましょう。 右下は「濁音」の練習教材です。この練習のポイントは「『か』に濁点をつけたら『が』」と教え込む代わりに、「カラスは『かあかあ』、アヒルは?」と問いかけ自ら考えて読む力を養うことです。 (リヴォルヴ学校教育研究所)より

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