あいうえお・ABC なぜ どこが むずかしい?どうしたら 読み書きできる?
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② 基本パーツを指で書く 『よめるかける ひらがなれんしゅうちょう』 (1) 平がなを書く 書く練習では「お手本通りに、正しく美しく」というのが常識です。しかしそこにはかなりの無理があることをお話ししました。大人でも手先が器用でない方はいらっしゃいます。ましてや成長途中にある子どもたちは、早くから上手に書ける子とそうでない子の差が大きいこと、そして早ければいいということでもないこと、到達目標をその子が今いる場所から一歩先に設定し、スモールステップを踏むことが大切であることを、再確認しましょう。 多くの子どもたちが、最初に練習するのは平がなでしょう。まずは鉛筆を正しく持つことから練習を始めたいところですが、これもあまり無理強いをするとせっかくのやる気をそいでしまうことになります。まずは指や手を使って書く練習から始めましょう。 ① 文字当てゲームを楽しむ 当ててごらん」と、背中や机の上などに指で大きく書きます。まずは2~3枚のカードの中から正解を選ばせ、慣れたら、子どもから大人にも出題させてみます。 文字の基本パーツを「たてくる」または「ジェットコースターくるーん」 などと言いながら、机の上や宙に大きく書く練習をします。 「し」「も」などと書いたカードを机の上に置き、「どっちを書いたか(リヴォルヴ学校教育研究所)より 3 平がな・アルファベットを書く

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