カルチャー教室「熊と森を守るために」
2月27日(金)
本日は、兵庫県から、日本熊森協会会長 森山まり子先生をお呼びし、「熊と森を守るために」 のお話を聞きました。
みるみるうちに引きこまれてしまう内容。
「ぼくら、寿命まで生き残りたいねん」
熊が生きられない→全生物が生きられない→人間も生きられないということに、当時の中学生たちが気づき、大人顔負けの行動力で国を変えていった経緯、そこからつながる今の活動の数々に、心打たれるものがありました。
「自分ひとりには何もできないなんて思ったらあかんで!」
これまでたくさんの苦労を重ねて日本の森を守ってきた先生の言葉に、はっとさせられたのは私だけでしょうか。ライズのみんなは、どう思ったのかな?
最後に、オノムからこんな意見も出されました。
「熊と今の若者たちは同じかもしれない。社会から追い出されたり非難されたり。ぎりぎりまで追い詰められて、犯罪を犯してまた非難されることもある。熊が生きやすい環境をつくることは、人間が生きやすい社会をつくることにつながる。」
「ライズに来る子たちは、本当に優秀な子たちばかり。みんなは、学校に行かないという選択をして、今ここにいる。そのことで、違った角度から物事を見て考えることのできる力を持っていて、それはきっとよりよい社会をつくる原動力になる」
今年初めての雪が降る中で静かに聴いたこのお話は、きっと参加したみんなの心に強く根付いたことでしょう。いつかその芽が花を咲かせる未来を思い描きながら、スタッフも思いを新たにしました。
森山先生、ありがとうございました。