RISE 英語罫線(4線)ノート
「読むこと」「書くこと」の苦手を防ぎ,得意を伸ばす
「大学ノートはあっても,英語ノートがない」 「ならばこれまでのものよりも,もっと良いものを手作りして届けよう」 RISE 英語罫線(4線)ノートは、東日本大震災被災地支援をきっかけに生まれました。 長年、学習につまずきがちな子ども達の支援にあたっている‘リヴォルヴ’ ならではの工夫が,苦手を軽減し,得意を伸長します。 RISE英語罫線(4線)ノートの購入は こちらから ※ こんな風にもお使いいただいています。 |
定価3冊セット ¥1,200(税込) |
■ノートの特長と利用の手引
① 目のちらつきを抑え、文字を正しい位置に書けるように、4線内に着色をしました
・ pもPと同じ位置に書いてしまう子がいます。いつも枠の中に書くように言われている子ども
達の中には、実線から下にはみ出すようにして書くことに抵抗感を覚える子もいます。
文字はすべて、うすく色のついた部分に書くようにご指導ください。aは1階建て、dは2階
建て、gは「くるっとまわって、地下室に釣り針」などとしながら教えるのも方法です。
・ lemonをremonとする間違いを防ぐには、「書き始めの文字は1階建てだった? それとも2
階建て?」などとしながら、文字の大きさや書き位置に対する注意を喚起します。
・「白い紙は反射して見にくい」という子もいます。当人さえも見にくさを自覚できず、いたず
らに苛立ちをつのらせていることも少なくありません。そのような子は、テストの際にもフォン
トを工夫したり、文字サイズを少し大きくするだけで、点数を大きく向上させることがあります。
② 単語と単語の間隔を適切に取れるようにするために、各行ごとにドット(▼)を打ちました
・We like English. をWel ikeEn g lish. などとしてしまうことを防ぐために、単語と単語の間は1目盛
りまたはそれ以上、間隔を空けるようにご指導ください。単語を意味のあるまとまりとして捉え
ることにもつながります。
③ 表紙裏には、b / d などの混同を防ぎ、語彙力を増強するための学習のポイントを
記しました
・ 英語でつまずく原因として意外と多いのが、形が似た文字の混同です。特に混乱することが多
いb / dは、書き順を守らせることが有効です。bは「バット(l)とボール(o)。ボールが2個
なら大文字、1個なら小文字」、dは「cの次はd」と言いながら書かせるのも1つの方法です。
・ 次にふれる「音の足し算、引き算」とも関連して、語い獲得ストラテジーの伸長を図る上で、
SeptemberをSep + tem + berと分けられるようにすることはとても重要です。
betweenは×bet + ween ではなくbe + tweenであること、さらにtwはtwo / twelve などと共
通性に気づけば、これが「2つのものの間に」を意味することも容易に理解できるようになりま
す。importはim(in)+ port で「中に運ぶ」から「輸入」、importantは「中に運ぶもの」から「大
切な」という意味を表すようになったなど、将来、語根から単語を学ぶ際の基礎ともなります。
④ 最終ページと各ページの下部に、「フォニックス(音の足し算)」の基礎を
示しました。
( ノート下部の一部)
・ 形の似た文字の混同とともに、つまずきの主な理由とされるのが、音韻的気づきの乏しさです。
「音の足し算、引き算(音韻操作)」に習熟した子は、sayという語を覚えればdayやpay / play
stay などの語はすぐに読んだり書いたりできるようになります。一方で、tea / each / teachなど
の語を「テア」とローマ字読みにしたり、「ティー・イー・エイ」と言いながら覚えた子は、peach
やbeach などカタカナ語として親しみのある語を見ても、「読めません」「習っていません」とい
うことになってしまいます。
単語練習の際には、firstとthirdはbirdと同じと気づかせることが、音韻的気づきをもたらし、
スペリング能力、ひいては語い獲得ストラテジーの向上につながります。
・ フォニックスのルールには例外が多いこともご存知の通りです。しかし高校入試レベルで、
eaを /ei/ と発音する語はbreakとgreatぐらいしかありません。基本を押さえることが、例外的な
読みへの注意を喚起し、発音問題への対応力を高めることもできます。