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「10年後の宮戸島」〜学会と被災地再訪に行ってきました〜

【10月16日更新版】

10月6日から、仙台で開かれた学会に参加してきました。

そしてそのあと駆け足で、宮城県内の津波被災地を再訪しました。
 
奥松島に位置する宮戸島は、大高森からの美しい眺めとノリ養殖などで知られる島です。

東松島市立宮戸小学校は、その島のほぼ中央部の高台にあります。校舎は津波被害をまぬがれましたが、当時の在校生の2/3が自宅を流されるなどしたそうです。

初めて訪れたときにはまだ授業が開始されておらず、2度目は夏休み中で、子ども達の顔を見ることはできずにいました。

今回、仮設住宅が立ち並ぶ狭い校庭の片隅に車を止めると、すぐに子ども達が笑顔で挨拶をしてくれました。

同校では、「10年後の宮戸島」を子ども達一人一人が絵にしていました。

全校29人の絵を1つにまとめたものが、こちらの作品です。

そして、集合写真。

【*上記2点の画像は、宮戸小学校の先生から直接送っていただき、許可を得て掲載しています。】

この絵からは、生まれ育った島に対する子ども達の思いが伝わってきました。

私達も、ほんの少しだけ復旧・復興のお手伝いをさせてもらっていますが、子ども達の笑顔、そして夢がつまった絵からは、かえってたくさんの力を分けてもらったような気がします。
 
子ども達は、私達みんなの宝物です。

彼らはきっと、宮戸島の宝となり、未来の東北、そして日本を支えてくれると思います。

ちょうどお祭りが開かれていたこともあって、学会が開かれた仙台市の中央部は活気にあふれていましたが、沿岸部の復興はまだまだこれからといった様子でした。

被害を受けた建物の撤去がさらに進み、そこに街があったということすら、わからなくなってしまっている地域さえありました。

 「今は、まだいい。しかし、職業に就けないでいる保護者もおり、この先が心配」という声もありました。

私達はこれからも、できる範囲で被災地域の子ども達の支援に取り組んでいきたいと思います。

 最後に、この絵の横に書かれていた、子どもたちからの言葉をお送りいたします。

「夢と希望にあふれる10年後の宮戸島

  東日本大震災で宮戸島は,多くの家々や浜が津波で流されました。この震災に負け
ず未来に向かってがんばるために,10年後の宮戸島の風景を全校児童29人,一人
一人が画用紙に描きました。

 一人一人が描いた10年後の宮戸島の絵を,似た風景ごとにグループを作って話し
合い,ベニヤ板4枚分の壁画にしたのがこの絵です。

 大きな壁画を作っていく活動は,私たち小学生にできる宮戸島復興の活動そのもの
だと思っています。全校で絵を描いて,気持ちが一つになりました。絵も上手くいっ
たし,これからも絵に込めた気持ちを忘れずにいたいです。

平成23年度宮戸小学校 児童一同」