設立趣旨
民間レベルからの教育改革を
リヴォルヴ学校教育研究所設立の目的は、トップダウン方式の教育改革に対して、民間レベルからの改革を実際的行動により提案することにあります。
厚く保護された学校教育制度は、日本を世界有数の経済大国へと押し上げた一方で、教育は行政府によってなされるものと言った受動的な意識を広く私達に植え付けてしまったとはいえないでしょうか。そもそも教育は、国や地方公共団体によって保証されるべきものであったとしても、それらによって施されるべきものではありません。
対立から共育へ
私たちのモットーは、対立から共育へ。自らの責任を棚上げした上で、教師を批判し、行政を批判し、それぞれに責任をなすりつけ合うだけでは、何も解決しないばかりか、事態をかえって深刻にするばかりです。
今、第一に取り組むべきは、大切な子どもたちの教育を他人まかせにしないという私たち自身の意識改革でこそないでしょうか。
もちろん先生たちにも、そして私たちも
私たちは一民間団体として、子どもたちの学びをより豊かなものとするために、学校や地域で行われる教育活動を支援します。教師の研修と研鑚(けんさん)に力を貸し、その成果を発表する場を設けることで、教師にとっての学校を誇りと生きがいを持って働ける場にすると同時に、学校と地域住民との人的交流を盛んにすることで、相互理解と相互扶助の関係を再構築し、「教師と子どもの学校」から「地域社会の中の学校」への脱皮を推進します。
さらに私たちは、子どもたち一人一人の「違い」に注目し、それぞれの興味や関心、成長のペースに合わせて学習を進めることができる「小さな地域立学校」を設立し、学校の新しい形を模索します。
また、自らも研修と研鑚に励み、その成果を広く世間に問うことで、これまで既存の学校にうまく適応できずにいた子どもたちを含めた全ての子どもたちの健やかな育ちに寄与すべく努めます。