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被災地の小・中・高校生のみなさんへ

 3月11日の震災で、私たちが暮らす茨城県でも、沿岸部を中心に甚大な被害を受けました。しかし、福島や宮城、岩手県のみなさんが受けた被害は、それを超えていました。自分と同年代の子ども達が、家を失ったり、見知らぬ地へ避難しなければならなくなっています。

 「もしも自分だったらどうだったろう」と考えてみました。でも、どんなに考えてみても、今の皆さんの気持ちにはなれないと思いました。

 私たちは、みなさんが前を向いて、歩き始めようとする姿に、逆に勇気をもらっています。大人たちも頑張ってくれていると思います。ですが、新しい東北を、そして日本を作り上げていくのは私たちだと思います。そのためにも、自らの経験を未来へつなげていってほしいと思います。

 私たちのライズ学園には、いろいろな理由で不登校になった仲間が通っています。被災地にも、学校に行かないでいる仲間がいると思います。だけど不登校だからといって、何もできないということではないと思います。ライズ学園の卒園生には、不登校から大学に進学し、エネルギー問題を解決するための研究をしている先輩もいます。

 地震の後、「何かできることはないか」とみんなで話し合いました。全国の皆さんからも協力いただき、これまでに25,000点の文房具や傘、マスクなどをお送りできました。私たち一人ひとりの力は小さくても、力を合わせればできることもたくさんあることもわかりました。

 私たちは、これからもできることを続けていこうと思っています。そしてみなさんといっしょに、未来に向けて歩いていきたいと思います。

 2011年5月

ライズ学園 生徒一同

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