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ライズ学園日記
カルチャー教室「自分の色を見つけよう」~ライズ学園~
11月21日(月)
今回のカルチャー教室は
つくば市谷田部のライズ学園に
カラーコーディネーターの椎名敬子さんをお招きして自分に合う色探しをしました。
人それぞれ、パーソナルカラーという自分に似合う色をもっているみたいです。
色の三原色の「赤」「青」「黄色」をベースに他の色を混ぜた
「春」「夏」「秋」「冬」の色の傾向の中から見つけるそうです。
椎名さんの
「色の三原色はなんでしょう?」
という質問に
「赤と青と黄だと思います!」とすぐに発言するYさん
すぐ後に
「シアンとマゼンタとイエローだったかな?」
と小さな声でつぶやくKAさん。
赤と青と黄色をは知っていたけど
専門的な呼び方は知らなかったので、後で調べたら、その通り!
色彩に興味があるKNさん。
「赤でもいろいろな赤があるんだよ。」と赤の種類を教えてくれたことを思い出しました。
基本的な色の性質についてお話を聞いた後、
「パーソナルカラーを見つける」グループと「春夏秋冬の色の違いを見つける」グループにわかれ活動開始です。
「春夏秋冬の色の違いを見つける」グループでは、
ファッション雑誌の切り抜きを張り付けた画用紙20枚程を春夏秋冬の色にわけます。
「この人は半袖だから夏じゃない?」
とSさん。
「半袖は夏、コートを着ているから冬ではなく、色を感じてわけてみて。」
講師の方の言葉に混乱気味です。
洋服の機能面と季節を結びつけるのではなく、洋服の色と季節を結びつける作業は新鮮でした。
「コートだけど、明るい色だから春?」
「半袖だけど、木の葉みたいな色だから秋かな?」
色を基準にわけていくと、季節ごとの色の傾向が見えてきます。
「パーソナルカラーを見つける」場所では
椎名さんが子どもひとりひとりの首元に、春夏秋冬の色別の布地をあてていきます。
顔と布地の色を見比べて、似合うなと感じる色をみんなで探していきます。
「その色似合ってる!」
「えぇ~さっきの色の方が似合ってるよ。」
「じゃあ、こっちの色の場合は?」
「うん!すごい似合ってる!」
「本当だ!なんか似合ってる!」
子どもたちひとりひとりのパーソナルカラーが決まり
春の色は1人、夏の色は2人、秋の色は5人、冬の色は1人と
すべての季節にわかれました。
みんなにすごく似合う色が見つかってよかったね。
ひとりひとり似合う色が違うことを
椎名さんと一緒に活動する中で
少し感じることができたのではないでしょうか。
カラーコーディネーターの椎名敬子さん
大変お忙しい中ありがとうございました。
ライズタイム「インプロを楽しもう」~ライズ学園~
11月14日(月)
今回のライズタイムは
谷田部教室で「インプロ」をしました。講師は学園スタッフの定廣さんです。
インプロとは英語のimprovisation(インプロビゼーション)の略で
日本語では「即興」の意味があるそうです。
具体的には、与えられた条件や場面の中で、考え・感じたことを、発言したり行動したりすることです。
「今日はインプロをします。」
学園スタッフ定廣さんの言葉に子ども達は
「なにするの?」
「なにの呪文?」
と首をかしげています。
「まずは、ボールを使ってキャッチボールをしてみよう。」
大きくて軽いピンクのボールを使って、ゆっくりとキャッチボールのスタートです。
慣れてきたところで定廣さんが
「じゃあ、今度はボールを使わないで、キャッチボールをしよう!
言葉は使わずに、相手にボールを投げるよ!と合図をしてから投げてください。」
子ども達は投げる相手に向き合い、顔を見てアイコンタクトや人を呼ぶ身振りをして
相手への合図を自分なりに工夫して伝えています。
途中で投げるボールが大きくなったり、小さくなったり、重くなったり、軽くなったりしてとても楽しんでいました。
とても重くて大きなボールを受けとって、転んだふりをするSGさんも。
その後は、1人1枚トランプカードをひき、そのトランプの数を見ないで頭の上に掲げ、
自分の数より大きい数だと思う人には、うやうやしくあいさつを
小さい数だと思う人には友達感覚であいさつをするゲームをしました。
子ども達、スタッフみんなさぐりさぐりあいさつをしていきます。
自分の数が想像できない始めの頃は、ぎこちないあいさつをしていましたが
だんたんと自分の数が分かってくると、子ども達ひとりひとりが考えた行動をしていきます。
「ごきげんうるわしゅうございます。」
スカートの両端をちょっと持ち上げお姫様のようにあいさつするKAさん
「よっ!」
と本当の友達のようにあいさつするSNさんも。
与えられた条件や状況を楽しみながら、
自分なりに工夫してコミュニケーションをとり、表現することができました。
最後に、言葉カードを引いた本人に、周りの子ども達が声をかけ
その言葉を使ってもらうゲームをしました。
「どういたしまして」のカードを引いたSさん。
周りの子ども達が、一斉に「ありがとう」と声をかけますが、
Sさんは「え!?なに!ありがとう。」
となかなか「どういたしまして。」と言ってくれません。
スタッフのKさんが、Sさんの前に倒れ込み
手を貸してくれたSさんに迫真の「ありがとう。」
を言うと、Sさんは「いえ、どういたしまして。」
子どもたちは「やった~!」と拍手喝さい!
言葉を使わないコミュニケーションの楽しさや、相手の考えを推測する難しさを知ることができました。
帰りの掃除の時間に
「次はインプロいつやるの?」
とスタッフに聞いてきたYさん。
どうやら、子どもたちは次のインプロの時間が待ち切れないようです。
ハロウィンパーティー
10月31日はハロウィンの日、そこでライズ学園でもライズタイムとして「ハロウィンパーティー」を行いました。
この日の為にみんなで事前にオブジェを作り、教室内をハロウィン仕様に飾り付け、
満を持してのパーティーです。
スタッフ含め数人は、仮装をしての参加です。
魔女、大魔女、マッドハッター、ドラキュラ伯爵と、いつもとは違った姿にみんなで盛り上がったところで
クイズの始まりです。
日本でも徐々に定着しつつあるハロウィンですが、ハロウィンに関することは意外と知らないもの。
例えば、いつ、どこで始まったのか?
かぼちゃちょうちんにはどんな意味があるのか?
そもそもどんな意味があるのか?
などなど。
4つある選択肢から「これ」というものを選んで・・・
自分の選んだ番号がコールされると挙手します。
そんなクイズのなかから一つご紹介です。
Q1・日本語でハロウィンは何というか?
1・復活祭
2・万聖節前夜祭
3・聖霊降臨祭
4・収穫感謝祭
さて、みなさんはどれだと思いますか?
答えは・・・・・・・
↓
2でした!
こんな風に10のクイズに答えます。
外れるとがっかり・・・ですが、当るとガッツポーズや歓声が!
知らなかったことにふれて驚いたり納得したりのクイズでした。
それが終わるとジェスチャーゲームですがその前に・・・
これからジェスチャーするものの絵を皆で見ます。
魔女、クロネコ、カラス、魔法使い、こうもり、ミイラ、棺おけ、墓場、フランケンシュタイン、火の玉、魔法の杖、お化け屋敷などなど・・・
さて、全部見たところでゲーム開始です。
2チームに分かれて、順番に、それぞれ引いたカードの絵柄をジェスチャーで伝えます。
おしゃべり禁止なので体の動きだけで他の人に分かってもらわなければなりません。
絵柄のポーズをまねたり、その動物特有の動作をしてみたり、それぞれ工夫して伝えます。
魔女やミイラ、カラスなどにみんなでしばし変身の後・・・
2チーム同点だったので、どうするか検討したところ・・・
最後はスタッフのジェスチャーを早く当てたほうに得点が入ることにしました。
さてひいたカードは「棺おけ」
難しいカードでしたが、静かに寝転がったスタッフを見て、いくつかの単語に混じって「棺おけ!」の声が上がり、勝敗がつきました。
勝敗が決まったところで最後は、これぞハロウィンの決まり文句、
Trick or Treat!
といってお菓子をもらいます。
勝ったチームの人から順番に並んで
Trick or Treat!
かわいらしく袋詰めされたお菓子をもらって皆も嬉しそうです。
これでライズ学園のハロウィンパーティーはおしまいですが・・・・・
その後も一部の人は衣装を変えて仮装ごっこの続きをしたり、一緒にゲームをしたりと楽しげな雰囲気でフリータイムを楽しみました。
今年もハロウィンパーティーは大盛況!
みなさんのハロウィンはいかがでしたか?
フリータイム「リサイクルマーケットの準備」~ライズ学園~
11月16日(水)
フリータイムを利用して
「つくばリサイクルマーケット」に参加するための商品準備をしました。
11月27日(日)つくば市中央公園 水の広場で10:00~14:00までの開催時間参加します。
今回のリサイクルマーケットでの収益金は、東北関東大震災地域の学校へ寄付する予定です。
ライズ学園にある文房具類や、保護者の方々から集めた商品を販売します。
リサイクルマーケットに出品するために
「鉛筆は一本じゃ売れないよね。」
「消しゴム一個じゃ、高すぎる!」
との子ども達の声で、
鉛筆を10本束にしたり、消しゴムを3つずつ袋詰めしたりしました。
消しゴムを袋詰めする作業では、
1個1個の消しゴムの特長によって、袋詰めしていました。
鉛筆を束にする作業では、芯の濃度別に束分けをしました。
Sさんは、全体の束数を確認したうえで、販売価格を予想、総束数×販売価格を計算し、
全部売れたら何円になるかを明らかにしました。在庫管理と見積もりといったところでしょうか。
数学的な考え方を、生活の中で発揮していて、とても成長を感じることができました。
商品の値段設定では、Sさんがすごい速さで値段をつけていきます。
「これ50円!これは10円!これはおみやげ!」
その横では、Rさんが
「これは何円だろう?」
ひとつひとつ、ゆっくりながらも生活の体験と照らし合わせ
「100円ショップで売ってたから、50円じゃ高いと思う。10円だったら自分は買う。」
と10円の値段をつけていました。
Aさんはいろんなスタッフやこども達に
「これ何円だと思う?」
と、相手の意見を聞きながら
「じゃあ、100円!」
と話し合いの中で値段を付けていました。
ライズ学園にあった文房具類は
整理と値段決めが終わりました。
みんなで準備をしたので11月27日(日)のリサイクルマーケットが
待ち遠しい気持ちになってきました。
11月27日(日)つくば市中央公園 水の広場で10:00~14:00、リサイクルマーケットに参加します。
興味のある皆様方は、お誘い合わせのうえ、是非お越しください。
皆様のご来場を心よりお待ち申しあげております。
「秋のバーベキュー大会」~ライズ学園~
11月5日(土)
つくば市豊里ゆかりの森で秋のバーベキューをしました。
今回のバーベキューも、保護者の方々に参加していただき
子ども達と保護者の方々、スタッフを含め約30名程の人数になりました。
朝の9時30分に豊里の森バーベキュー会場に集合しました。
子ども達は、こだわりの格好で登場です。
ガールスカウトに参加しているKさんは、ガールスカウトの服を着てきました。
煙で目がしみないように、マイゴーグルも持参です。
バーベキューの後のフリータイムを考えて、ジャージ姿で頭にタオルを巻いてきた子どもも。
みんな揃ったところで、朝の挨拶です。
「今日は、自分で考えて、いろいろな事にチャレンジしてください。」
朝の挨拶が終わると、いよいよバーベキューのスタートです。
といっても、おいしいバーベキューを食べるにまでには、多くの作業があります。
火をつける人・火の様子を見る人・食材を切る人・調理する人・洗い物をする人・味をつける人など様々です。
どの作業スペースに行っても必ずライズスタッフが2~3人いるので、万全の体制です。
子どもたちは、まず興味のある作業スペースへ移動して作業開始。
食材を切るスペースでは、
メニューが「タコのバーベキュー」「グリルポーク」「鯛の塩釜焼き」「棒パン」「豚汁」「焼きそば」とあるので
切る作業でも一苦労です。
ゆでたタコを丸ごと一匹を見て
「うわぁタコだ!初めて触った!」とSさん
「一匹?これどう切るの?」とSGさん
足を一本づづ切り落とし、一口大に切り分け、バーベキュー用の金串に突き刺したところで、タコの串の準備は完了。
近くでは、豚汁や焼きそばの野菜を切っていました。
ねぎを切る手つきを見て
「危ないよ!」
とスタッフや保護者の方々の助言を受け、
野菜をおさえる手は、じゃんけんの「パー」ではなく「グー」の状態で切るように学んだ子ども達。
ちょっと危なっかしいけど、包丁は上手く使えるようになってきました。
材料を切っていると
ボウルに小麦粉と水、食塩などを入れて、こね始める子ども達が。
なれた様子で、小麦粉を球状にまとめていきます。
「まかせて!」と勢いよく小麦粉を、台に打ちつけるKNさん。
ドン!ドン!ドン!
「こうやると、美味しくなるんだよ。」
と得意げです。
また、別のテーブルでは、鯛の下ごしらえをしています。
「魚のおなかを切るの?」
と心配そうなMさん
「ちゃんと作ってあげなきゃかわいそう。」
というRさんも。
みんなおっかなびっくりしながらも
保護者の方にも手伝って頂き
鯛のウロコをとり、内臓を取りだすことに成功しました。
Mさん、Rさん上手に下ごしらえができていましたよ。
保護者の皆様には、ご自分のお子さんだけでなく
ライズの子ども達に、包丁の使い方や魚のさばき方などを教えて頂き感謝しています。
下ごしらえした鯛を昆布で巻いて、その上から、片栗粉を混ぜた塩で形を整えます。
鯛のしっぽの形まで、丁寧に作ったRさん。とてもキレイにできました。
火をつけるカマドのあるスペースでは、子どもと保護者の方々が大活躍。
新聞紙と木の端、薪しかない状態であっという間に火をつけていきます。
「大きい木じゃなくて、小さい木からいれるんだよ」
保護者の方々の助言を聞いて、あっという間に火をつけていました。
火の様子を見る作業も大変です。
KTさん「うわぁ~けむい。」
と煙から逃げて移動したのはいいものの、また煙がきて
Yさん「けむ~いぃ。」
その様子を見ていた保護者の方から
「風下じゃなくて、風上に行くだよ。」
とお話をしてもらい、煙の追跡から解放されたKTさんとYさん。
料理ができる間、かまどを囲んでする話も、なにか楽しい雰囲気です。
子ども、保護者、スタッフでお話をしながら
できあがったバーベキュー料理を食べ
感想を話し合いました。
「味付けグッド!」
味付けを戸惑いながらも担当したSさんの笑顔がとても印象的でした。
子ども達は、バーべキューを通して
火の付け方、煙の流れ方、包丁の使い方、魚のさばき方など、多くのことを学びました。
また、保護者の皆様方と触れ合うことで
大人の方々との接し方や、生活の中での技術や知恵をたくさん学ぶことができました。
保護者の皆様、お忙しい中、バーベキューに参加いただきありがとうございました。
おかげ様で、バーベキュー大会を大成功させることができました。
バーベキューも体験して、これから、ますます、楽しくなるライズ学園です。
スポーツ教室「タッチフットボール」~ライズ学園~
10月18日(火)
つくば市の東光台体育館で「タッチフットボール」をしました。講師はアクティブつくばさんです。
講師の方の「今日はタッチフットボールをします。」の声に子ども達は興味いっぱいです。
「サッカー?」「ラグビー?」「ドッジボール?」
スタッフも初めて聞く「タッチフットボール」
タッチフットボールとは、アメリカンフットボールを
誰にでも、手軽に、安全に楽しめるようにつくられた新しいスポーツということです。
ボールをもっている人を倒すかわりに両手で「タッチ」することで「タックル」とみなすことから
タッチフットボールと呼ばれているそうです。
ひとりひとり、腰にフラッグを2つけて、赤と青チームでフラッグを取り合う「しっぽとりゲーム」からスタートです。
子ども達、スタッフ、講師の方々みんな入り乱れての鬼ごっこの開始です。
フラッグを3個とり、満足顔のKさんやフラッグを2個とられてしまい、くやしがるYさん。
Rさんは笑顔で逃げ回っていました。
その後、ジュニアサイズのアメリカンフットボール用のボールを真っ直ぐ投げる練習をしました。
始めは上投げと下投げで投げ方のコツが違い苦戦していましたが
練習をすることで真っ直ぐと相手の胸に投げられるようになりました。
Sさんは体育館の端から端まで届くパスをして、講師の方に褒められ、照れていました。
最後に、「しっぽ取りゲーム2回戦」をしてタイムアップ。
スポーツの時間が終わる頃には、子ども達の額に大粒の汗が光っていました。
「タッチフットボール」知れば知るほど、好きになりそうです。
フリータイム「秋の落ち葉掃き」~ライズ学園~
10月26日(水)
フリータイムを利用して
いつもお世話になっている谷田部商店街の千歳通り近くにある「八坂神社」へ落ち葉掃きにいきました。
落ち葉掃きのために箒とチリトリ、袋をもって八坂神社まで移動するのも
秋晴れの空と風の下で、とても気持ちがよいものでした。
神社に到着すると、おしゃべりをしながら思いも思いの場所で、枯れ葉を集めます。
神社境台の裏で、もくもくと掃除をしていたSさんが
「なんかいた!」
声に呼ばれて、KさんとYさんと一緒に見に行くと
どうやら枯れ木を掃除していた時、偶然、シロアリを発見したみたいです。
Sさん「シロアリって本当に白いんだね。」
Kさん「他の木は大丈夫かな?」
スタッフ「木を叩いて音を聞けば分かるかもしれないよ。」
Yさん「どんな音がすれば、木が食べられてないのかわかるの?」
落ち葉掃きをしながら、音の高さで木の密度を測る学びのスタートです。
目に見える所の落ち葉掃きが終わると、神社の参詣道へ落ち葉掃きに移動。
Yさん「みんなこっちにいっぱいあるよ!」の掛け声で、AさんやRさんが手伝いに駆けつけます。
神社境内と参詣道を落ち葉掃きして、集めたのは大きな袋8個分!
いっこいっこ詰めて入れてあるので、実際は16個ぐらいに量になったのではないでしょうか。
掃除道具と集めた落ち葉がいっぱい入った袋を持って、ライズ学園へ帰る途中。
「いっぱいもてるよ。」と得意げに4つも持っていたKさん。
でも、詰め込まれた落ち葉はそう軽くはありません。
重そうに持っていたら、「手伝うよ。」と袋を協力して運ぶ子ども達。
自然に助け合える子ども達の姿を見て、とてもうれしくなりました。
みんなで集めた落ち葉をつかって、おいしい「焼き芋」をつくろう!
スポーツ教室「バドミントン」~ライズ学園~
10月11日(火)
つくば市東光台体育館でバドミントンをしました。
講師はNPO法人「アクティブつくば」さんです。
バドミントンはみんな大好き!
元気いっぱいに体を動かしました。
準備体操・ラリー練習・スマッシュ練習・コートのラインぎりぎりをねらったスマッシュ練習をした後
トーナメント形式の試合をしました。
ラリーの練習では8回の記録を出して「こんなに続いてうれしい!」とRさん。
スマッシュの練習で「初めてスマッシュが決まった!」「かっこよく打てた。」と満足顔のYさん。
試合では「プレッシャーに負けた・・・。」とくやしがるKさん。 優勝はSさん。初優勝を達成して笑顔がこぼれていました。
ライズ学園に帰るバスの中でも、バドミントンの話で盛り上がり
みんなでスポーツを楽しむことができました。
フリータイム「秋の散歩」~ライズ学園~
10月12日(水)
秋晴れの空と心地よい風が吹く中
フリータイムの時間を利用してライズ学園の近くにある「八幡宮」神社
谷田部総合体育館に隣接している運動場へ行きました。
「八幡宮」神社の鳥居を見た子どもたちは「あっ!鳥居がなおってる!」
3月11日の東北関東大震災で壊れてしまっていたそうですが、
ようやく鳥居を再建させることができたみたいです。
建立碑を眺め、旧字体の使ってある難しい漢字をスタッフに聞いてくるライズの子ども達。
心に引っかかることへの興味・関心の高さ、追及力に驚きます。
境内では、木漏れ日の中でブランコに乗ったり、キャッチボールをしたり。
その後、Sくんの「もっと広いところで体を動かしたい。」との提案で
谷田部総合体育館脇の運動場へ移動しました。
運動場では、秋の日差しと秋風、いい匂いのする芝生を感じながら
サッカーやキャッチボールをしました。
芝生の上でするサッカーはとても気持ちのいいものでした。
Sさん、Yさんと一緒に息を弾ませながら、ボールを追いかけ、
秋の日を五感を使い満喫することができました。
ライズ学園から持参したウノをする子ども達も。
秋晴れの空の下でするウノは格別だったのではないでしょうか。
ブログUP:スタッフNより
カルチャー教室 「太鼓教室」
9月12日に、今年2回目の太鼓教室がありました。講師は自然生クラブの柳瀬敬さんです。
会場の自然生クラブに着いたらまずは太鼓の搬入からはじめます。
数種類の和太鼓、撥や鳴り物など、重いものもありましたが、皆で協力しステージまで運んで円状に設置しスタートです。
以前は太鼓を叩くところから始めていましたが、今回はいつもの演奏に加え演技の要素も加味されて一層と表現の幅が広がりました。
まず皆が太鼓の前に並んで円陣を組んだところで、リーダーの柳瀬さんが課題をだします。
最初はいろいろな姿勢をとってみるところからスタート。
体もほぐれてきたところで・・・・・・・
「重~いものを皆に回していきます」
実際の物はありませんが、子ども達は楽しそうに、「フリ」を楽しんでいるようでした。
現物がないところでさもそれがあるかのように振舞うという機会は、演劇・パントマイムでもする人でないとなかなかありませんので、普段無意識に行っている動作を改めて意識化し表現してみるよい機会となりました。重いものを軽々と持つ人、隣の人にそっと渡す人、放り投げる人、すぐ隣の人に手渡す人、重いものを持ちながら隣の人のところまでゆっくり運んで行って渡す人、ものすごく重そうにしている人、実にさまざまな個性が現れていました。
お題「手ですくった水を隣の人の手に移してゆく」でも、様々な解釈が見られました。器のように合わせた手のひらから指先を伝わせて移す人、手を離して水を落とす人、途中で飲んでしまってまた新たに水を汲みなおす人も。
「熱いものを隣の人に手渡してゆく」「軽い羽根を隣の人に渡してゆく」と次々に出されたお題に応じて、それぞれ楽しみながら自分の表現を模索していたようでした。
様々に動き楽しい雰囲気に盛り上がったところで太鼓演奏スタートです。
リーダーの柳瀬さんの1打を受け継ぎ、順に太鼓を打っていったところで、8ビートで基本リズムを打ち続ける組と柳瀬さんの指揮でフィルインする組に別れ、リズム打ちをしました。途中で組を交代しましたが、どちらもよくリズムをキープし、指揮をよく見て、思いっきり太鼓を叩き続けていました。
みんなのビートが安定してきた頃に柳瀬さんの篠笛が重なります。
会場の自然生クラブのステージは元倉庫で、真っ暗な中に白熱灯の明かりが灯っている地下劇場のような作りなのですが、和太鼓の勇壮で力強い音圧と拍VS篠笛の旋律と間との対比が絶妙な響きを創出し、そこに一つの幽玄な別世界が出現したかの様な趣がありました。 鳴り物に持ち替える人も現れ、更に豊かな音の世界が展開され、そこに優美な和の装束を身にまとい舞う誰かの姿が目に見えるようでした。
夢幻の世界?を堪能した後、音を途切れさせることなく隣の太鼓に移ってゆく、といったお題が出されました。
ここでもみんな一生懸命に拍を保ちながら様々な種類の太鼓を叩きました。大きい太鼓、小ぶりの太鼓、太鼓の種類が違うと音も違いますが、叩く位置によっても音が変わります。皮の真ん中を叩くのか、端を叩くのか、また、枠を叩くのか、皆も試行錯誤しながら音に聞き入っているようでした。
またここでは、鳴り物に加え、掛け声も出現しました。太鼓を叩きながら「おー」「やー」「わー」など自由に表現していました。原初的な雄叫びにも通じる中に、バックグラウンドで流れている、また自分が叩いている太鼓の響きにとけあう音楽的な調和が見られました。
皆で一つの場を作る一体感と個人の音を模索するという創造のなかで時間は過ぎ、あっという間に終わりの時間となりました。
その日の終わりの挨拶担当のKくんは、太鼓の雰囲気を引き継いでか、時代がかったござる調でお礼を述べました。先生の柳瀬さんも「大儀であった」などと戦国時代にタイムスリップしたような口調で返してくださり、その後しばらく時代劇?会話が続き、太鼓演奏を通じて築かれた場の新密度が伺えるような場面もありました。
その後の太鼓片付けも皆でテキパキとこなし会場を後にしましたが、帰りの車の中でも皆よい表情を浮かべながらおしゃべりなどし、賑わいを見せていました。
今回も楽しく豊かな時間をともにしてくださった、柳瀬さん、ありがとうございました。