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ライズ学園日記
ライズ学園 田植え(ライズ学園日記)
今年も 田植えの季節がやってきました。
NPO法人自然生(じねんじょ)クラブさん 指導のもと、筑波山ふもとの田んぼをお借りして 田植え体験をさせていただきました。
当日は、とってもいい天気で バッチリ田植え日和! ライズカーで現地に着くと、すでにたくさんの人が集まっていて活気があふれていました。 田んぼには薄く水がはられ、そのバックには いろとりどりの新緑で輝く筑波山が広がっていました。
美しい風景に感動しながら、さっそく田植えスタート! まず、自然生クラブの方の説明を聞き、フムフム・・・。
そして、2人ひと組になって 田んぼに足を踏み入れました。 ムムム・・泥んこに足をとられて進めない・・! スタッフも田植え初体験の子も まずは”泥田の洗礼”をうけました。 でも、徐々に慣れていって 1束づつ苗を植えていきました。
経験者のYくんは、慣れた手つきで植えていきます。 ペアのKちゃんとも息のあった様子で、おしゃべりしながら張り切ってどんどん進んでいきます。 2人とも楽しそうでとてもいい表情でしたよ。 そんな光景を保護者のお父さんがカメラでパシャリ!(写真提供ありがとうございます!)
泥に少し抵抗があったKくんは、泥田にいきなり入るのは大変なのかな・・と思っていましたが、最初の一歩を躊躇なく泥田に踏み入れることができました。 泥に足をとられ,田靴が抜けずに苦戦! でも、自ら「泥に負けるな!」と言いつつ 踏ん張って前に進みました。 すごいなぁ! 最後まで、田植えをして本当によく頑張ったKくんでした。
田植え初体験のSくんは、すぐに要領をえて、コツコツと着実に苗を植えていきました。 昼時,ちょっと腹痛におそわれ元気がなかったのですが すぐに回復して、午後も田植えをして 田んぼを完成させました。 「こんな所に住めたらいいなぁ。」といったSくん。スタッフも同じように感じました。 きれいな風景や それを囲む人たちのにぎやかな雰囲気、泥の匂いやカエルの声・・いろんなことを感じたのではないでしょうか。 思い出として、心の片隅にでも残っていってほしいと思いました。
体格のいいKくんは、大活躍! 午前中も、他のみんなが作業を切り上げて休憩に入る中、最後まで田植えをしていました。
午後も、しっかりやりつくして、合計3列以上(もっとかな?)完成させました。 たよりになります! 本当におつかれさまでした!
休憩時間には、小川で水遊び(石なげ?)をしたり、カエルをさがしたりして楽しみました。
そして、自然生クラブさんの太鼓(田楽の舞)をききながら、手作りの昼ごはんをいただきました。
時間がなくなってしまい、午後からの公園に行って遊ぶ計画はなくなってしまいましたが、子どもたちの一生懸命に田植えをする姿や
自然の中ですごす姿をみて、それぞれ充実した一日になったのではないかと思います。
ライズタイム「こいのぼりで知り合おう!」(ライズ学園日記)
連休のはざまの登園日は、ライズタイム第二弾から開始。
今回の企画は、前回のバージョンチェンジ(アップ?)版です。
5日に控えたこどもの日にちなんで、こいのぼりの形に切ったカード。
前回作った好きなものリストの中から、好きな食べ物・場所・季節・あとひとつに限ってベスト1を書き込みます。
次は、ペアを作ってカードを交換し、言葉を交わさないで相手の好きなものの下にシールを貼りあう活動。
「!」シールは、「すごい!」「すてき!」
「?」シールは、「これは何?」「どうして??」
「ハート」シールは、「私もです!」
「☆」シールは、「もっと話したい!」
みんなのたくさんのシールが色とりどりに並んだこいのぼりカードができあがりました。
終わったあとの感想では、
「『私もです』がたくさんあって驚いた!」
「みんなに貼ってもらえてうれしかった」
「『?』がたくさんあった(笑)」
などの声が。
その後のフリータイムでは、みんながこいのぼりの周りにつける折り紙作品を作ってくれました。
こいのぼりの好きなものカードはしばらくの間掲示します。
「☆」 スタッフも、みんなともっと話して知り合いたいです。
カルチャー教室「『ヴィジュアル・コミュニケーション展~社会との対話~』の見学とワークショップ」
今年度初のカルチャー教室は、茨城県立つくば美術館 にて、写真展の見学とワークショップを行いました。
講師は、前年度もライズに来てくださった写真家の田嵜裕季子さんと、現在はプロのカメラマンとして活躍中の教え子さんお2人、やましたみか さんと、石橋英之 さんです。
まずは「ヴィジュアル・コミュニケーション展~社会との対話~」の見学から。
やましたみか さんの作品「between(ビトウィン)」
波間のように揺れ動きながら、あっちに行ったりこっちへ寄ったりする、いろいろな「私」を、藍色の染物のように映し出す特殊な技術で表現されていました。
「さわってみてもいいよ」
「これはくらげ?」「これは空?」
「どうやって撮ったの?」「どうやって現像するの?」
「それぞれの写真に『私』のモデルはいるの?」「ひみつです」
見れば見るほど深い藍色に吸い込まれそうな写真たちと、実際にこの作品を作りあげたやましたさんを前に、
みんな長い間そこにとどまって、作品ややましたさんとのコミュニケーションを楽しんでいました。
石橋英之 さんの作品「Suspiran」
スペイン国内をアラブ人の方と一緒にそれぞれの目線で撮影した写真類です。
キリスト教徒がイスラム教徒(アラブ人)を迫害した歴史と、今も続くその差別。
住所を持たないアラブ人たちの生活を、落ちていたゴミから想像させる展示もありました。
燃やされていたグリム童話のページ片から伝わってくるアラブ人家族の生活-。
知識と現実を結びつけながら、真剣に石橋さんの展示に見入るみんなでした。
他にも、
ウェブ上で世界中の老若男女がつながって「第二次世界大戦」の写真とコメントを公開しあっているのをパソコンで見たり
暗く仕切られた空間に流れる東京の風景動画の中で、その世界に浸ったり。
それぞれの作品が社会とつながる窓のようで、スタッフは、手が届く場所の向こうに広がるみんなの「出会い」や「未来」をイメージしていました。
展示見学のあとは外に出て、ポラロイドカメラで美術館周辺を撮影。
撮影の様子は、まるでプロカメラマンのよう!
迎えに来てくれたオノムの頭と背中で印画紙を温めて現像?!
「いい写真!」田嵜さんとやましたさんに褒められました。
みんなの作品は5月1日まで美術館に飾られることになりました。
田嵜さん、やましたさん、石橋さん、他ご協力いただいたみなさん、このような貴重な機会を与えてくださり本当にありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしています。
ライズタイム「好きなものリストをつくってインタビュー」(ライズ学園日記)
ライズタイムは、スタッフが企画するプログラムで活動する時間です。
今年度第一回となるライズタイムは、自分の好きなものリストをつくることから。
みんなの好きなものは書いているうちにどんどん出てきて、予定の時間を延長するほどでした。
「マクドナルド」「いくら」「春」「石油コンビナート」・・・・。
いろんな「好きなもの」が、画用紙のうえにカラフルに並んでいきます☆
次は出来上がったリストをもとに、インタビューです。
「これのどこが好きですか?」
「どうしてこれが好きなのですか?」
「いつから好きですか?」
中には、テレビに出てくる人のようにインタビューしたりされたりする人もいて、スタッフもびっくり!
自分の好きなものを改めて見つめて、紹介をしあったみんな。
新学期から一緒に生活する仲間たち、今年度よろしくお願いします(^^)
被災地の学校のために雑巾を縫いました
今日はあいにくの雨で、グラウンドで行うことになっていたスポーツ教室が中止に。
そのかわりに、被災地の学校から要請があった雑巾を、みんなで縫うことになりました。
家庭科で鍛えた腕の見せどころ。玉結びも玉どめもできちゃいます。
家庭科の先生、AWAさん。ミシンでたかたかっと縫っています。
中学生Kちゃんが知っていた、裏返して何度も使える雑巾の縫い方で、2時間で40枚以上の雑巾が縫いあがりました!
スタッフがその日のうちに、雑巾を東松島市の宮戸小学校というところに送りました。
鉛筆の仕分けをしてくれた高校生もお疲れ様でした。
「東日本大震災被災地の子ども達に、文房具を届けよう!」 ~進行状況~
「東日本大震災被災地の子ども達に、文房具を届けよう!」 ~進行状況~
皆さんのご協力のおかげで、たくさんの文具が集まりました。
毎日数十個単位で届く荷物の整理に追われ、反響の大きさに驚いている毎日でした。
第一便を送りだした後も、活動はしっかり続いております。
ここ数週間の様子をまとめてご報告させていただきます。
【仕分け作業 4/2、4/5】
ライズ学園の子ども達と保護者の皆さん、そしてホームページを見て協力を申し出てくださいましたご家族と一緒に仕分け作業を行いました。
段ボールを開けて何が入っているのかを確認し、それをジャンル分けする。言葉で言ってしまいえば簡単ですが、この仕分けが大変でした。ノートと一言にいっても、国語ノート、算数ノート、自由帳をと種類は色々。鉛筆だって、HB、2B、Bと…。
6時間かけてやっと仕分けをすることができました。
遅くまでご協力いただいた皆さんには本当に感謝の一言です。
仕分け作業の様子を、卒業生がブログで紹介してくれています http://ameblo.jp/princess-god/entry-10852807022.html
荷物は毎日届いているので、仕分け作業は今も続いています。
【荷物発送】
第1便に続いて、第2、第3便と送り出しています。
新学期が始まり、問い合わせをいただくことが増えてきました。これまで、福島、宮城方面へ文房具類を送り出しました。
現地の皆さんと連絡を取り合う中で、「上履き、傘がほしい」との要望がありました。新学期を向かえるにあたり、至急必要になるものです。そこで、色々な企業の皆さんのご協力をいただき、傘約600本、靴500足を用意することができました。
急なお願いにも関わらず、快諾してくださった皆様に、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
被災地の人たちの力になりたいという気持ちを核に、職種や地域を超えて色々な人たちが手を取り合っているのだと実感しました。
そして、皆さんからお預かりした文具を届けるため、4月8日~4月11日まで、当代表の小野村が現地入りをします。
福島経由で仙台へ向かい帰ってくるルートです。
文具等収集停止のお知らせ
4月8日~11日にかけて、当代表の小野村が福島・宮城に入り、現地のニーズを確認してまいりました。
報告によると、全国各地の皆さんからの支援があり、文房具等はかなり充足されているとのことです。また、被災地からの大量注文のキャンセルもありました。まだ新学期がはじまらない所も多く、今後新たなニーズが生じる可能性はありますが、当面文具等の収集は停止させていただきます。
日々状況が変わるということは、それだけ多くの皆さんの支援の輪が広がっているからだと感じております。ご協力いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。
再開の際には、ホームぺージでお知らせさせていただきますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
※すでに文具を集め終わり発送準備をされた方については、お預かりさせていただきます。
新たな現地のニーズに応えるべく、“~支援金のお願い~ 被災地の子ども達に通学用自転車を” を開始いたしました。詳細はこちらをご覧ください https://rise.gr.jp/archives/2000
バーナード英会話スクール様から支援金をお預かりしました
本日、バーナード英会話スクール様から支援金をお預かりいたしました。
各校に募金箱を設置してくださり、わずか8日間で48,465円も集めてくださいました!!
バーナード英会話スクールに通っている皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
お預かりした支援金は、茨城NPOセンター・コモンズさんにお届けします。
茨城NPOセンター・コモンズさんでは、以下の活動に取り組んでいます。
『ホープ茨城募金』~震災に取り組む茨城の市民活動支援の募金~
茨城NPOセンター・コモンズ http://www.npocommons.org/
「東日本大震災被災地の子ども達に、文房具を届けよう!」第一便送り出しました!
「東日本大震災被災地の子ども達に、文房具を届けよう!」 ~進行状況~
3月31日(木)
本日、避難してきた子ども達のサポートをしている団体へ文房具をおくりました。
送ったものは、色鉛筆、クレヨン、クレパス、おえかきちょう、おりがみなど 9種類、全部で200点あまり。
送ってくれた皆さんを、そしてこれを使ってくれる子ども達を思いながら箱詰めをしました。
連日全国から皆さんの温かいお気持ちのこもった荷物が届いています。
1回の配達で30個もの荷物が届き、スタッフもビックリ!(きっと郵便屋さんも驚いてますよね)
皆さんに心から感謝すると同時に、責任を持ってお届けしなくては、と使命感が一層強くなりました。
現在は、予想以上の文房具が集まったため、一時受付を中止させていただいております。
しかし、これでおしまいというわけではありません。学校が再開されたら必ず必要になるものなので、これからも現地のニーズを伺いながら、継続的に支援を続けていきたいと思っています。
まずはすでにお送りいただいた文具をきちんとお届けすることに力を注ぎたいと思います。
情報は随時ホームページ上で更新してまいりますので、ご確認いただけますようお願い申し上げます。
「東日本大震災被災地の子ども達に、文房具を届けよう!」 https://rise.gr.jp/archives/2000
ライズ通信 第10号 を発行しました
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リヴォルヴ学校教育研究所では、年に1~2回、会報「ライズ通信」を発行しています。研究や実践の成果、代表のコラムなどの情報が掲載されています。ぜひご覧ください。 - 最新号目次 – ●東日本大震災 子ども達の笑顔をバネに
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