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ライズ学園日記

じゃがいもを植え付けました~ライズ学園日記~

久しぶりに、ライズ畑に行ってきました!
長袖だと暑いくらいの晴天。みんな次々と上着を脱いで、作業に取り組みました。

  
畝を2本作ることにしました。
ビニールひもで畝のてっぺん位置を見定める作業。

 
ビニールひもに沿って、土を掘り起こして畝づくり。
これが一番重労働でした(;´Д`)
たくましい中学生男子たち、とてもよく頑張っていました!!

 
畝ができたら、ようやくじゃがいもを植えることができます。
1つ1つ心をこめて(?)

幼虫や小動物の痕跡に出会ったり、
去年のじゃがいもが出てきたぞ!と思ったらさっき植えた種いもだったり笑。

作業のやり方も人それぞれ。
言われたこと以上に自分で考えて効率を上げる子もいれば、じゃがいもや土とじっくり向き合う子もいて、
みんなの力を合わせてじゃがいもの植え付けが無事完了しました☆


じゃがいもがよく育ちますように。

帰りはオノムの寄り道サービスで、畑から見えた森の中を通ってきました。
夏はカブトムシがたくさんいそうな、ブナ科の木々、だったそうです(子どもたち談)。

土と緑に感謝する午後。
次は草取りの季節にまた。

★ライズ学園における農園体験の取り組みについては、下記URLから見られる15周年誌にも掲載されています。こちらもぜひご覧ください。
https://www.rise.gr.jp/f_rise_document/index.html#page=84&rect=0_0_1016_720&color=0xff0000&scaleIndex=0

ライズ学園新学期が始まりました♪~ライズ学園日記~

2016年度 ライズ学園新学期が始まりました♪

 午前中は絵画造形からスタート。
テーマは「箱の価値をアップさせよう」!

 
何の変哲もない箱を、どんな風に加工したら価値が上がるか?!


ビニールひも巻き取り箱~
 

絵を描いてみようかなあ


ふたの上で紙相撲しちゃおう

その他、枕にする箱、シュレッダー箱、箱の中に立体が入っててパズルする箱、水にぬれても大丈夫な箱、ガチャができる箱、10円だけ入ってる箱、などなど、鋭意開発中!
来週も続きます♪

午後の国語の授業では、フォト俳句づくりのため、写真撮影にお出かけ。
 
 
素敵な春の写真が撮れました(^^)/

皆さま、今年度もよろしくお願いいたします!

小さなラブ&リー農園 春のおたより~ライズ学園日記~

ライズ学園の子どもたちがお世話になっている「小さなラブ&リー農園」から、春のおたよりが届きました!
昨年11月13日に 子どもたちが移植・種まきをした、イチゴ・ソラマメなどが、冬を越して実りを待っています。
4月からいっきに大きく成長するそうですヽ(^。^)ノ

  
左は、イチゴ(トンネル)の全景と筑波山。右は、ニンニク・タマネギ・ライ麦・イチゴの全景です。

  
イチゴ(トンネルの中)です。ほとんど白い花を咲かせてます。


タマネギ、にんにくです。

    
ソラマメです。 養生袋を取ると、花が咲いてます。周りが白く中央は黒です。

     
グリーンピースです。まだ花が咲いてません。


ライ麦が一番元気です。        


ここにスイカを植える予定です。

また5月に伺う予定です。
今年度も楽しみです♪

ライズ学園における農園体験の取り組みについては、下記URLから見られる15周年誌にも掲載されています。こちらもぜひご覧ください。
https://www.rise.gr.jp/f_rise_document/index.html#page=84&rect=0_0_1016_720&color=0xff0000&scaleIndex=0

農園主の糸永さん、おたよりをありがとうございました。

ライズ学園15年誌「不登校の心に寄り添い 育ち・学びを支えるために」無料公開を開始いたしました!

ライズ学園へのご理解・ご協力をお願いいたします!- 15年誌無料公開中 –

主に不登校児童生徒のための学びの場‘ライズ学園’では、15周年の節目に制作した冊子を無料公開しました。
電子書籍バージョンは、パソコン、スマートフォン、タブレットにも対応しており、下のツールボタン内「共有」では、ご自身のfacebookやTwitter、メールやブログ等に埋め込むことのできるURLを簡単に発行することができますので、ぜひ拡散をお願いいたします。
★ 本冊子は、花王ハートポケット倶楽部による助成をうけて作成されました

ライズ学園15年誌「不登校の心に寄り添い 育ち・学びを支えるために」
*電子書籍バージョンでは、左上の「目次」をクリックすると、該当ページへのリンク付目次が表示されます。

■タイトル

「 不登校の心に寄り添い 育ち・学びを支えるために-私たちが行ってきたこと みんなでいっしょに考えたいこと― 」

■仕様

A4判 全99ページ

■内容・構成

Ⅰ. 不登校って何?ライズ学園が大切にしていること

Ⅱ. 私たちが行ってきたこと

 1.ライズ学園の活動概要

 2.ライズ学園の実践記録

  (1) 実践にあたって
  (2) 教科学習(国語/英語/数学・算数/理科/社会)
  (3) 体験活動からの学び(スポーツ/絵画造形/農業体験/被災地支援等)

Ⅲ. みんなでいっしょに考えたいこと

 1.実践から見えてきた課題

 2.私たちが目指すべきところ



○ この冊子は、非営利目的に限り自由にご利用できます。
ただし、そのままプリントアウト、コピーをする場合に限られます。部分利用等は含まれません。
○ 利用の際は必ず右記サイトをご確認下さい。http://www.bunka.go.jp/jiyuriyo

★ライズ学園は、皆様からのご支援を必要としています。

・ライズ学園クラウドファンディング受付サイト開設中!*現在申請中です。http://japangiving.jp/projects/2882/preview/b8fa9c8b8e5b02b03c1c57c59fa2ff9b (プレビュー画面)

・その他ライズ学園を支援していただく方法については こちら(PDFファイル) 

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◎お問合せ先
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認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所
〒 305-0047 茨城県つくば市千現 1-13-3 PG つくば千現 502号 
TEL 029-856-8143 FAX 029-896-4035  
お問い合わせフォームは こちら

ライズ学園オープンスクールのお知らせ

今年度2回目のライズ学園オープンスクールを実施することになりました。
スポーツの様子を見ていただいた後、説明会にご参加いただきます。

参加ご希望の方は、必要事項をご記入の上、FAXまたはメールにてお申し込みください。

1 目 的

ライズ学園の活動に対して広く外部に意見を求め、活動の質を高めるとともに、周囲の学校等教育機関との連携を強化する。

2 日 程
平成28年3月15日(火) 13:15~15:30 スポーツの様子を公開後、説明会

3 場 所
つくば市立谷田部体育館(茨城県つくば市谷田部4711番地)およびライズ学園教室(茨城県つくば市谷田部2983番地)

4 内 容
ライズ学園の活動見学(30分程度)およびライズ学園についての説明会

5 参加対象及び定員
保護者、および小・中学校に勤務する教職員ならびにスクールカウンセラー等 10名程度

6 参加費  無料

7 その他
参加をご希望の方は、下記の申込用紙に必要事項を記入の上、NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所事務所まで、FAXまたはメールにてお申込みください。FAX、メールのない方は電話でも受付いたします。

オープンスクール参加申し込み書(PDF)
・メールでのお申し込みはこちらから

初富士の盆石~ライズ学園日記~

ライズ学園にビッグなお正月プレゼント がありました!


初富士の盆石:ライズ学園理科スタッフ 玉生氏撮影

卒園生のお父さんであるIさんが、宇都宮市北部にある篠井金山跡から見つけたものだそうです。
お正月にふさわしい富士山の形をした岩石の山体は、黄金色に輝いています(゜Д゜ノ)ノ

これは黄銅鉱という鉱物です。(金ではありません!)

山頂付近は雪を被ったような白色をしています。これは細かな水晶からできています。

 天然の石がある形に似ていて、それをお盆の上に飾って 愛でるものを盆石と呼ぶのだそうです。

「岩石の本体は流紋岩と思われます。そのマグマ貫入の後の熱水活動で形成された熱水鉱床の一種です。」とのことです。

岩石にも興味を示す子が多いライズ学園。
教室に飾らせていただきました。

ライズ学園開設15周年記念講座「不登校の心に寄り添い、育ち・学びを支えるために~ライズ学園15年の実践から~」 終了いたしました

ライズ学園開設15周年記念講座「不登校の心に寄り添い、育ち・学びを支えるために~ライズ学園15年の実践から~」
つくば会場、東京会場ともに、無事終了いたしました。

ご参加いただいたみなさん、広報に協力いただいたみなさん、心からありがとうございました。
下記、両会場の様子をご報告します。

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〇第一部「ライズ学園ってどんなところ?」では、ライズ学園の1日、年間のカリキュラムについて、どんなことを大事にしているかについて、お話をさせていただきました。


【つくば会場】        【東京会場】
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〇第二部 ワークショップ「不登校について考えよう」 では、次の2つのワークショップを行いました。

①不登校の何が、なぜ「困った!」なの?

不登校の「何が」問題なの?それは「なぜ」?「何を」したらいいの?それは本当にその子にとって最善の支援?
ライズ学園のスタッフがいつもミーティングで行っている「What?(何を)」と「Why?(なぜ)」の繰り返しを、「不登校」というテーマで、参加者の皆さんに体験していただきました。



たとえば、あるグループの例として、
【What】不登校になると、生活が不規則になることが問題
【Why】不健康になるから
【What】子どもと一緒に1日のスケジュールを一緒にたててみる
【Why】スケジュールをたてること自体がストレスになるのでは?
【What】「生活が不規則になること」以前の問題があるのではないか?
といった感じです。

「問題」は何なのか、を掘り下げていくことで、支援のあり方がだいぶ変わってくるのではないかと思います。

——–
②こんなとき、どうする? どんな声掛けをする?

下記3つの事例について、自分が話したい話題を選び、3~4人のグループでロールプレイをしていただきました。

A 机に足を乗せて話を聞くなどしていたとき
B「学校に行く」と言っていたのに朝起きてこないとき
C「学校に行こうかな」と前向きな姿勢を見せたとき



皆さん、子ども役・大人役になりきっての白熱した演技がすばらしく、子どもの気持ちがわかった、との感想を多数いただきました。
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〇第三部 「子ども達の育ち・学びを支えるために支えるために」では、 代表の小野村より、子ども達が感じる「困難」を疑似体験していただきながら、個に応じた学びの支援のポイント What? と How?を考えるためのお話をさせていただきました。


認知処理様式の違い、子どもたちのつまずき方と、スモールステップによる学習支援のあり方について提案。
皆さん熱心に聞いてくださいました。
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アンケートにおける満足度評価平均は…

つくば会場 4.9(5段階評価、回収率82.5%)
東京会場 4.8(5段階評価 回収率89.4%)でした!

好評価をいただき、ありがとうございました。

両会場ともに、これまで15年間のライズ学園を支えてきていただいた方々にも多数参加していただきました。
皆さんお1人お1人の思いやお力がライズ学園を支えてくださっていることを改めて感じることができました。

8月に東京での英語ワークショップに参加いただいた方がつくば会場に来てくださったり、
10月の北九州での英語ワークショップに参加いただいた方が岡山から東京会場に来てくださったり、
教材や研究、講演を通して広がった全国の皆さまとのつながりも実感しました。

今回初めてお会いした皆さまにも、とても励まされました。
多くの子どもたちのために、今後ともネットワークを強く築かせていただければと思います。


常陽新聞さんには、つくば会場の様子を記事として取り上げていただきました。
上記写真をクリックしていただくと、常陽新聞さんの該当記事URLにとべます。
*会員登録をしないと記事の全文は読めません。

11月29日(日)つくばリサイクルマーケットに参加します~ライズ学園~

今年度もライズ学園の子どもたち・スタッフ・保護者の方々みんなでリサイクルマーケットに参加することといたしました。

子ども達のお店と、保護者のお店とで出店します。

子ども達は主に文房具を販売します。みんなと相談し、今回の売り上げは、水害被害にあった常総市で活動をする団体さんに寄付をすることになりました。

【 「無地が欲しい人、柄物が欲しい人がいるから、分けた方がいいよね~」と買い手の立場にたって、鉛筆を種類ごとに仕分けていました! 】

【 「こんな感じかしら?」 販売スペースをイメージするため、畳を敷いて何やら相談?!】

保護者のみなさんは、ご自宅にある洋服や雑貨などを販売品としてたくさん寄付してくださいました。 
空いている時間やお迎えの際に、値付けや箱詰めをしてくださるなど、お忙しい中、準備を進めてくださいました。
ありがとうございました。 売り上げはライズ学園運営に役立てたいと思います。

あとは当日、沢山のお客様に来ていただくだけです。

お近くの皆様、是非お運びください!!

日時: 11 月29 日(日)雨天中止 開店 10:00 ~ 閉店 14:00
場所:つくば市中央公園 水のひろば (水上レストハウス前):茨城県つくば市吾妻2-7-5
主催:つくばリサイクルを推進する会

☆ライズ学園の子ども達や保護者の皆様に、スタッフとしてのお手伝いをお願いしております。詳細はお問い合わせください。
☆在園生・OBの親同士の情報交換の機会にもなりますので、お時間のある方は是非ご参加ください!

ライズ学園開設15周年記念講座「不登校の心に寄り添い、育ち・学びを支えるために~ライズ学園15年の実践から~」 のご案内

 

 不登校の子どもたちのための学びの場”ライズ学園”が、今年で15周年を迎えます。
 私どもでは、この機会に、これまでの具体的な事例、うまくいったこともうまくいかなかったこともご紹介しながら、ライズ学園では、なぜ(Why)、何を(What)、どのように(How)、行ってきたのかをご報告させていただくことといたしました。
 日頃の活動の様子を 映像でご覧いただいたり、一部はワークショップ形式も取り入れながら、みなさんと、これまでの成果と課題を共有できたらと思います。
 学校その他で子どもたちに関わる方、教育行政に関わる方、保護者の方など、様々な立場の方のご参加をお待ちしております。

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◆日時・場所
①2015年12月23日(水・祝) 13:20~16:00 
 つくば市民大学【茨城県つくば市東新井15-2ろうきんつくばビル5階】 
 http://tsukuba-cu.net/access.html

②2015年12月26日(土) 13:20~16:00 
 TKPスター貸会議室お茶の水駅前【東京都千代田区神田駿河台2-1-18ユニゾ御茶ノ水ビル(旧常和御茶ノ水ビル)2階 】
 http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/st-ochanomizu/access/

◆定員:40名程度

◆参加費:1,000円(資料代500円含)

◆内容

<第一部 ライズ学園ってどんなところ?>13:20~13:40
・不登校の子どもたちのための学びの場、ライズ学園の実践について報告

<第二部 ワークショップ「不登校について考えよう」>13:40~14:30
・不登校の何が、なぜ「困った!」なの?
・こんなとき、どうする? どんな声掛けをする?

<第三部 子ども達の育ち・学びを支えるために>14:40~15:30
・子ども達が感じる「困難」を疑似体験
・個に応じた学びの支援のポイント What? と How?

<質疑応答&フリートーク>15:30~16:00
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お申し込み方法等詳しくは こちら から

カルチャー教室「福島の人の話を聞こう」~ライズ学園日記~


ライズ学園 本日カルチャー教室講師は、福島県三春町出身の渡部友紀(わたべゆき)さん。
福島第一原発事故の後、様々な体験と熟考の末、茨城県石岡市に子ども達と一緒に自主避難をする決断をしました。

「NHK震災証言~あの日わたしは~」
http://www9.nhk.or.jp/311shogen/map/#/evidence/detail/D0007010571_00000


手書きの地図で、福島の地理をわかりやすく説明してくださった渡部さん。

そもそもなぜ三春町で暮らすことにしたのか、
福島第一原発事故の後、自分たちの暮らしがどうなっていったのか、
子ども達にわかりやすい学校の様子を中心に、
衣食住の変化についても話してくださいました。

震災当時、小学3年生~5年生だった、ライズ学園中学生のみんな。

覚えていない子も、親は大変そうだったけど自分は特に暮らしの変化がなかったという子も、
環境の変化を敏感に感じていた子も、自分だけ別の地に一時移住することにするという大決断をした子も、
その当時のことを、いろいろと思い出しました。

 
後半は、「福島で原発事故を体験したある家族の物語」としてロールプレイングワークをしました。

福島県中通りの農家で、
60代の夫婦、30代の息子夫婦と孫が暮らしているという設定で、

原発事故の前と後でどのように暮らしや関係性や価値観が変わるのか、役を通して感じながら、
決断することの難しさも経験しました。

最終的な決断事項は、「これからどこで暮らすか」。

1つのグループは、みんなでつくば市に移住することにしました。唯一の知り合いと、つくば市役所の職員さんだけが頼り。一から生活を立て直さなければならない覚悟です。孫が稼げるようになる日を、みんなで期待しています。
もう1つのグループは、60代夫婦のリーダーシップで、息子夫婦だけ埼玉に移住することに。家族がばらばらになることを決断しました。これまで父と息子の二人三脚でやってきた農業の経営体を崩して、再スタートをきることに。

プログラムの最後は、
渡部さんが、お子さんが通っていた小学校の震災1年後の卒業式「祝辞」を、当時のPTA会長さんからもらって読んでくださいました。

「正しい答え」なんて何もない状態で、自分たちだけの答えを見つけ出すのって、すごく難しいこと。
原子力発電所の事故をどうとらえ、どう動くか、迷う。
そういう意味では、ここ茨城県つくば市周辺の住民も、三春町の住民と同じ状況だったのだと思います。

渡部さんの、
「いろいろな決断があるけれど、一生懸命考えて出した結果なら尊重しよう」
「大人だけではなく子ども達も一緒に考え、判断できるようにしよう」
「適材適所で、みんなが気持ちよくコミュニティをつくっていけるようにしよう」
という姿勢と行動力に、
スタッフもたくさんのことを学びました。

渡部さん、本当にありがとうございました。
渡部さんには、この後の「いばらき子ども大学」でもお世話になります。
今後ともよろしくお願いいたします!