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オノムの英語の学び方・教え方

無料メルマガ「オノムの英語の学び方・教え方 vol.14」〜英語のテストに強くなる (4):長文問題に強くなる(前半)〜

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オノムの 英語の学び方 教え方【vol.14】◆◇◆ 2013年2月16日(土)発行

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どうしたら、苦手を克服し、英語が得意になれるのか? 
英語の勉強方法、教え方に迷っているあなたに、長年、学習につまずきがちな
子ども達の指導にあたる筆者が、最新の学習理論に基づいた具体的な学習方法
をわかりやすくアドバイス!

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3.1.4 英語のテストに強くなる (4):長文問題に強くなる(前半)

英語が苦手だという人からは、よく、「単語が覚えられない」と聞きます。

「単語を覚えなきゃ、長文問題はできるようにならない」と思い、
単語集を買うなどして練習をする。

それでもなかなか頭に入らないから英語が嫌いになり、
ますます苦手になってしまう。

実は私もそうだったのですが、
このような悪循環に陥っている人は少なくないと思います。

昨年末から「英語のテストに強くなる」をテーマとしてお話してきました。

その最終話として「長文読解問題」を2回に分けてとりあげますが、
今回は単語力について、発想の転換をして「まとまった英文を読みながら、
単語力を養う方法」についてお話したいと思います。

そこでまず、
「カタカナ語はすぐに覚えられるのに、なぜ英単語は覚えられないのか」
ということを考えてみましょう。

たとえば「汚染が海の生物にダメージを与えている」などと聞いたときに、
「ダメージ」の意味をカタカナ語辞典で調べたという人は少ないと思います。

しかし‘Pollution harms sea animals’のような文中で
‘harm:害する’を聞いたり読んだりした場合は、
多くの人が辞書を引いて意味を調べようとします。

「ダメージ」などはすぐに覚えられるのに、
ノートに何回書いても覚えられないということにもなりがちです。

最近の研究では、音から受ける印象によって、
語の覚えやすさに違いが生じることがわかってきています。

「ダメージ」の音は日本語の「ダメ」にも通じるものがありますから、
‘harm:害する’にくらべて覚えやすいということも考えられます。

しかし、理由はそれだけではありません。

その他の理由としてまず考えられるのは、学ぶ姿勢の違いです。

初めてのカタカナ語にふれたとき、私達はまずその意味を場面や文脈から類推して理解しようとします。

つまり、自分で考えているのです。

ところが英単語の場合は、すぐに辞書に頼ってしまい
自分で考えようとしない。

受け身の姿勢になっています。

迷いながらでも自分で行けば覚えられる道も、
誰かの助手席に乗って出かけたのではなかなか覚えられません。

自分で運転していても、カーナビに任せっきりにしてしまえば
同じことです。

ここで私の生年月日をお伝えしても、
みなさんはすぐに忘れてしまうでしょう。
しかし、大好きな人の生年月日だったら、
一度聞いただけでも忘れないということもあります。

 
私達の脳は、自分自身で考えたこと、自分に必要だと感じたことは
よく覚えているものです。

その一方で、「テストのために覚えなきゃ」とは思っていても、
脳が「本当に」必要だと感じてはいないこと、自分自身で
考えていないことはなかなか記憶に残らないものです。

日本語にふれる時間を100とすると、
外国語としての英語にふれる時間はその5%にも達しないともお話ししました。

「苦手、嫌い」となれば、その時間はもっと減ってしまうのが
普通ですからなおさらです。

しかし「ダメージ」のようなカタカナ語も、
毎日、繰り返し聞いているわけではありませんし、
覚えようとして練習をしているわけでもありません。

それでも、たくさんのカタカナ語を身につけられる私達が、
‘harm’くらいの単語を覚えられないはずがないのですが…。

では、どうしたらよいか。

先回の「並べかえ(語順整序)問題に強くなる」の中でもふれましたが、
‘Pollution harms sea animals …’のような文は、
S + V + Oを確認し、
「‘pollution’が‘sea animals’を‘harm’している」とします。

翻訳家や通訳を目指すのでなければ、
‘pollution’や‘harm’を日本語にできなかったとしても
問題ではありません。

しかしここで「‘harm’ってどういう意味?」と尋ねると、
「ほら、その、何ていうか…こんな感じ?」といって
手振り身振りで答えてくれる生徒もいます。

私はそれで正解とし、ときによっては「辞書で確認してみようか」
とします。

すると興味深いことに、まずほとんどの生徒が、
「あっ!(Aha!)」と声をあげます。

これがいわゆる「アハー体験」です。

最近よく知られるようになった「アハー体験」ですが、
これは心理学辞典にも載っている専門用語です。

以前にも、「あっ! そういうこと」と気づけるようにすることが
大切だと書きましたが、このような体験を通して学んだことは、
記憶にも残りやすいものです。

授業の中で「‘leave’の意味は?」と聞いたところ、
「猿」と答えた生徒もいました。

予習を忘れたその生徒は休み時間に友達に聞いて、
「去る」と言われたのを「猿」と勘違いしてしまったようです。

笑い話のようですが、これは見過ごすことのできない問題です。

多くの学校では相変わらず、単語の予習をさせ、
文法事項を確認した上で、英文を日本文に直す
といったことが行われています。

しかしこのような学習方法では、
どうしても辞書に頼りがちになり、
読解も受け身になりがちです。

これでは力もつきません。

‘Pollution harms sea animals …’の前後に、
‘… pollution are causing a lot of damage to human health’
などとあれば、
「‘pollution’は人々の健康に多大な‘ダメージ’を‘cause’している」
とすることで‘pollution:汚染’だと推測ができます。

とすれば自ずと、‘harm’の意味も見当がつきます。

内容を理解するということでは、
「読むこと」も「聞くこと」と同じです。

したがって、リスニング問題の際にも挙げた「場面や文脈から類推を働かせること=自分で考えること」の大切さは、
読解問題でも同様です。

長文問題に強くなるためにも、辞書に頼りすぎることなく、
類推を働かせながら読む習慣をつけることが大切です。


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《今日のポイント》

・ 意味がわからない単語は、S + V + Oを確認し、
  「‘pollution’が‘sea animals’を‘harm’している」などとして、
  場面や文脈から類推を働かせて読むようにする。

・ 「単語を覚えなきゃ、長文問題はできるようにならない」ではなく、
  上のような方法でまとまった英文を読むことを繰り返し、
  「読むことで、ボキャブラリーを増やす」ようにする。

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次回は「英語のテストに強くなる (4):長文読解問題に強くなる(後半)」を
お届けします。


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「オノムの英語の学び方・教え方」〜英語のテストに強くなる〜補足ブログをアップしました

受験シーズン真っただ中です。しかしテストで出題されている問題の中には「どうしてこの問題なの?」と疑問を感じさせるものも少なくありません。
英語ではコミュニケーション重視といいながら、「英語力」ではなく「注意力」や「根気」を見ようとしているのではないか、と思われるような出題も多く目にします。

今回のセンター試験では、アクセントの問題で出題された16単語の内、5単語がメルマガの中でふれた(パターンの)単語でした。高校入試ではもっと高い確率で出題予想が可能ですから、点数が取りやすい問題として「お得感」はあります。しかし「それで本当にいいのか」とも思います。

さらにセンター試験では、単語は‘qual-i-ty’と分節されない状態で提示されています。‘quality’は先頭にアクセントがありますが、これを‘※qu-al-i-ty’としてしまえば第二音節にアクセントがあると判断してしまうことにもなりかねません。
今、単語の分節方法をきちんと教えている高校はどれくらいあるのでしょう。あなたは学校で、単語の分節法について指導を受けた記憶がありますか?教えられてもいないのにこのような出題がされているのだとしたら、これは不当な問題以外の何ものでもありません。

講演会などで「どうしてテストをするのですか?」と質問すると、戸惑われたような表情を見せる先生も少なくありません。「テストがあるから、テストをつくる」というようなことにはなっていないでしょうか。テストを行う際には、「なぜ、何を目的に行うのか」「どのような力を試そうとしているのか(どのような力が求められているのか)」を確認する必要があります。

テストは、生徒の到達度を測るだけでなく、指導の成否を評価するためのものでもあります。平均点が40点にも達しないようなテストを実施して「生徒の努力が足りない」「厳しくしなければ、生徒は努力しない」などと言っている先生もいますが、そのような先生は、生徒の努力不足と同時に自身の指導力の不足を露呈していることに気づいているのでしょうか。評価が40点にも達しないようなレストランに、お金を払って食事に行こうという人がいるでしょうか。

求める力を正確に測ることができたのか否か、テスト自体が妥当で信頼がおけるものであったかを検証する必要もあります。先生方には、生徒に通知表を渡すだけでなく、せめて問題別に正答率ぐらいは算出してほしいと思いますが、これを行っている先生はどれだけいるでしょう。忙しいというのもわかりますが、コンピュータを上手に使えば、普通に採点するのとほとんど同じ時間でより精細な分析を行うことも可能です。

ある専門書に、「本当に良いテストは、これも、本当に良い授業と相まって、生徒の力を伸長する」と書かれてあったのを印象強く覚えています。ちょっと辛辣ですが「無責任なテストが‘落ちこぼれ’を作る」と題された名著もあります。しかし今、大学の教職課程で、テストの作成方法やテスト自体の妥当性や信頼性、実用性についての評価方法について、きちんと指導を受けている学生はどれほどいるのでしょう。

「オノムの英語の学び方・教え方」~リスニングテストに強くなる~ 補足ブログをアップしました

先日、英語の学習につまずいているという高校生の相談を受けました。

 「英語の授業があると思うと、学校に行くのもいやになって…」ということだったのですが、つまずいていたポイントを指導すると、彼は最後に一言、「ああ、すっきりした!」と大きな声をあげ、「‘そういうことだったんだ’ってわかった」と笑顔を見せてくれました。

やる気がないというのは簡単ですが、わからないからやる気になれないというのも当然です。

私も含めて英語教師は、もう少し工夫をしなければいけないように思います。 

 今回、メルマガでは「リスニング・テストに強くなる」をテーマとしました。

以下、メルマガでは書ききれなかったことをお話しさせてください。

 もうずいぶん前のことですが、茨城県の高校入試に「バスガイドさんが話すことを聞いて質問に答えなさい」という問題が出題されたことがありました。

要するに「これからみんなが何をしようとしているか」を答えればよかったのですが、このときの問題文には舞台が「潮来町(現在の潮来市):Itako Town」であることが書かれていませんでした。

日常生活の中で、何の脈絡もなしに‘Itako Town’を耳にすることはあまりないと思います。

この問題を受験した生徒達も、バスが「潮来町」に向かっているとあらかじめ知っていれば、‘We’ll soon arrive at Itako Town.’と聞いても混乱はしなかったでしょう。  

しかし、当時、私が教えていた中には「潮来町」を「知らない。行ったことがない」という生徒が何人もいました。

彼らの多くは、「タコタン」「タコタン」と繰り返される地名にまどわされてすっかり混乱していました。  

このときの正解は‘boat tour’でした。潮来が水郷で有名であることを知っている生徒であれば、放送を聞かなくても何となく正解を導き出せたかもしれませんが、そうでない生徒には大きなハンディキャップです。

決して悪い問題ではなかったと思いますが、この点においてはもう少し配慮が必要だったと思います。  

受験生の側に立って考えると、このような問題に対するには「わからないところはとりあえず脇に置いて、ポイントを絞って聞き取れるようにすること」が大切です。

ところがテストなどでは、「ポイントを絞る」ということが難しく、「タコタン」などに振り回されてしまいがちです。 

この問題について言えば、「Itako Town」は聞き取れなくてもまったく問題はないのですが、実際の場面では、「茨城の観光地 → ボートに乗る → タコタン? ああ、潮来タウンか」と理解できればいいのです。  

日常生活の中でも私達は、相手の言っていることをすべて聞き漏らすまいと耳をそばだてることは少なく、たいていはポイントだけを聞いているのです。

騒音にかき消されて「……わ」としか聞き取れなくても、相手が手を振ったり頭を下げたりしていれば「こんにちは」と言っているのだなと、聞こえたような気になっていることさえあります。  

私達の脳は、それが耳からの情報なのか、それとも目からの情報なのかなどは気にせず、情報を総合して判断しています。

トップ・ダウンによる情報処理とボトム・アップによるものとをバランスよく使っていると言い換えてもいいでしょう。  

ところがなぜか、英語学習という場面になると、このバランスを崩してしまう人が多い。

これからの時代に求められる学力は、「考える力」だと言われます。

これを養うためにも「知識」が必要なことはもちろんですが、「詰め込み」になってはいけない。

英語教師に限らず、「考える力」を伸ばすには、生徒に情報処理をバランスよく行う術を身につけさせることが必要だと考えます。

ある意味、今の日本人に一番欠けているのは、このバランス感覚なのかもしれません。


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 ここで、メルマガでも紹介した英語なぞなぞを…。

 第1問 「並べかえると、安くなる果物は何?」
 
 これに ピンッ!とくるようになれば、もっとかんたんに単語力がアップできます。英語で「安い」は‘cheap’ですね。アルファベットを並べかえてみてください。
 
 リヴォルヴには、英語の勉強法について数多くの相談が寄せられます。このメルマガを始めることになったのも、そんなご相談に応えようと思ったのがきっかけです。
 
 ‘cheap’は‘ch + ea + p’と分解できます。並べかえてみると…。 
 
 英語で‘ea’は「イー」と読むことが基本だと知っていれば、‘eat ⇒ tea ⇒ teach ⇒ team ⇒ steam ⇒ stream’などは「音の足し算・引き算」だけですぐに読み書きできるようになります。
 
 近年の研究では、このような「気づき」が、英語学習に重要な役割を果たすことがわかってきています。
 
 リスニング力を伸ばすには、耳だけではなく多感覚を活用できるようにするのがポイント!毎日の生活の中でも、私達は目を使って聞き取ったりしているんですよ。

 最後にもう一問、「並べかえると、すっぱくなる果物は何?」
 
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 【筆者紹介 オノム】
小野村 哲 (おのむら さとし) 
茨城県内の公立中学校に英語教諭として16年間勤務。文部省全国研究指定校中間報告会にて代表発表(1991)、茨城県教育研修センター英語科教育研究講座講師(1993~1995)、同センター研究協力員(1998)を務めるなどの実績を残す。「中学校英語科授業の創造と指導細案」分担執筆 明治図書(1993)、「サンシャイン イングリッシュ コース実践指導事例集」 分担執筆 開隆堂(1994)など。
退職後、リヴォルヴ学校教育研究所を立ち上げ、不登校児童生徒や学習につまずきがちな子ども達の支援にあたる。

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