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フリータイム「秋の散歩」~ライズ学園~

10月12日(水)

秋晴れの空と心地よい風が吹く中
フリータイムの時間を利用してライズ学園の近くにある「八幡宮」神社
谷田部総合体育館に隣接している運動場へ行きました。

 「八幡宮」神社の鳥居を見た子どもたちは「あっ!鳥居がなおってる!」
3月11日の東北関東大震災で壊れてしまっていたそうですが、
ようやく鳥居を再建させることができたみたいです。

建立碑を眺め、旧字体の使ってある難しい漢字をスタッフに聞いてくるライズの子ども達。
心に引っかかることへの興味・関心の高さ、追及力に驚きます。

境内では、木漏れ日の中でブランコに乗ったり、キャッチボールをしたり。
その後、Sくんの「もっと広いところで体を動かしたい。」との提案で
谷田部総合体育館脇の運動場へ移動しました。                                                       

運動場では、秋の日差しと秋風、いい匂いのする芝生を感じながら
サッカーやキャッチボールをしました。
芝生の上でするサッカーはとても気持ちのいいものでした。

Sさん、Yさんと一緒に息を弾ませながら、ボールを追いかけ、
秋の日を五感を使い満喫することができました。

ライズ学園から持参したウノをする子ども達も。
秋晴れの空の下でするウノは格別だったのではないでしょうか。

ブログUP:スタッフNより

カルチャー教室 「太鼓教室」

9月12日に、今年2回目の太鼓教室がありました。講師は自然生クラブの柳瀬敬さんです。

 会場の自然生クラブに着いたらまずは太鼓の搬入からはじめます。
数種類の和太鼓、撥や鳴り物など、重いものもありましたが、皆で協力しステージまで運んで円状に設置しスタートです。
  

 以前は太鼓を叩くところから始めていましたが、今回はいつもの演奏に加え演技の要素も加味されて一層と表現の幅が広がりました。

 まず皆が太鼓の前に並んで円陣を組んだところで、リーダーの柳瀬さんが課題をだします。
最初はいろいろな姿勢をとってみるところからスタート。
体もほぐれてきたところで・・・・・・・
「重~いものを皆に回していきます」
実際の物はありませんが、子ども達は楽しそうに、「フリ」を楽しんでいるようでした。

現物がないところでさもそれがあるかのように振舞うという機会は、演劇・パントマイムでもする人でないとなかなかありませんので、普段無意識に行っている動作を改めて意識化し表現してみるよい機会となりました。重いものを軽々と持つ人、隣の人にそっと渡す人、放り投げる人、すぐ隣の人に手渡す人、重いものを持ちながら隣の人のところまでゆっくり運んで行って渡す人、ものすごく重そうにしている人、実にさまざまな個性が現れていました。

 お題「手ですくった水を隣の人の手に移してゆく」でも、様々な解釈が見られました。器のように合わせた手のひらから指先を伝わせて移す人、手を離して水を落とす人、途中で飲んでしまってまた新たに水を汲みなおす人も。
「熱いものを隣の人に手渡してゆく」「軽い羽根を隣の人に渡してゆく」と次々に出されたお題に応じて、それぞれ楽しみながら自分の表現を模索していたようでした。

 様々に動き楽しい雰囲気に盛り上がったところで太鼓演奏スタートです。
  

リーダーの柳瀬さんの1打を受け継ぎ、順に太鼓を打っていったところで、8ビートで基本リズムを打ち続ける組と柳瀬さんの指揮でフィルインする組に別れ、リズム打ちをしました。途中で組を交代しましたが、どちらもよくリズムをキープし、指揮をよく見て、思いっきり太鼓を叩き続けていました。

 みんなのビートが安定してきた頃に柳瀬さんの篠笛が重なります。 

会場の自然生クラブのステージは元倉庫で、真っ暗な中に白熱灯の明かりが灯っている地下劇場のような作りなのですが、和太鼓の勇壮で力強い音圧と拍VS篠笛の旋律と間との対比が絶妙な響きを創出し、そこに一つの幽玄な別世界が出現したかの様な趣がありました。 鳴り物に持ち替える人も現れ、更に豊かな音の世界が展開され、そこに優美な和の装束を身にまとい舞う誰かの姿が目に見えるようでした。

 夢幻の世界?を堪能した後、音を途切れさせることなく隣の太鼓に移ってゆく、といったお題が出されました。

ここでもみんな一生懸命に拍を保ちながら様々な種類の太鼓を叩きました。大きい太鼓、小ぶりの太鼓、太鼓の種類が違うと音も違いますが、叩く位置によっても音が変わります。皮の真ん中を叩くのか、端を叩くのか、また、枠を叩くのか、皆も試行錯誤しながら音に聞き入っているようでした。

またここでは、鳴り物に加え、掛け声も出現しました。太鼓を叩きながら「おー」「やー」「わー」など自由に表現していました。原初的な雄叫びにも通じる中に、バックグラウンドで流れている、また自分が叩いている太鼓の響きにとけあう音楽的な調和が見られました。

 皆で一つの場を作る一体感と個人の音を模索するという創造のなかで時間は過ぎ、あっという間に終わりの時間となりました。

 その日の終わりの挨拶担当のKくんは、太鼓の雰囲気を引き継いでか、時代がかったござる調でお礼を述べました。先生の柳瀬さんも「大儀であった」などと戦国時代にタイムスリップしたような口調で返してくださり、その後しばらく時代劇?会話が続き、太鼓演奏を通じて築かれた場の新密度が伺えるような場面もありました。

その後の太鼓片付けも皆でテキパキとこなし会場を後にしましたが、帰りの車の中でも皆よい表情を浮かべながらおしゃべりなどし、賑わいを見せていました。

 今回も楽しく豊かな時間をともにしてくださった、柳瀬さん、ありがとうございました。

稲刈りを体験しました~ライズ学園~

9月16日(金)

秋晴れの中、5月に田植えをした稲を刈りに、筑波山のふもとにある田んぼへ向かいました。
今年は自然生クラブさんの田楽の舞いには参加できないため、特別に2日早く稲刈り体験をさせてもらいました。

   
田んぼ一面に実った稲穂が、太陽の光を浴びてキラキラ輝き、本当にきれいです。

 
まずは、自然生クラブの柳瀬さんに稲刈りの手順を説明してもらいました。「稲を刈って→束をつくって紐で縛って→おだに掛ける 」の作業です。皆のアイディアで分業することにしました。
さっそく稲刈り開始です!!

   
「稲を刈る係」を引き受けた男の子達。初めての子も、稲刈り歴6年の子も、みんなせっせと稲を刈っていました。
稲を刈る際には、大地に“ありがとう”と感謝の気持ちを込めて、一株、一株丁寧に刈っていました。


「刈った稲を紐で縛る係」を引き受けた女の子とスタッフのサダさん。緩まないように縛るには結構力がいりますね。


束ねた稲が、どんどんおだに掛けられていきます。

 約2時間の作業で、田んぼ一枚の四分の一を刈り終えました。暑い中、本当にみんなよく働いていました。
おだを組み立てる作業も手伝わせてもらい、大喜びの子も! 帰りの車中でも「楽しかった~!」とニコニコ顔で話していました。
一つ一つの体験が、子ども達にとって貴重な経験となりました。
自然生クラブのみなさん、素敵な体験をありがとうございました。


最後はみんなで記念撮影 (^^)

出来上がったお米は、クリスマス会の調理の時に使う予定です。
その時までのお楽しみです (*^^)v



被災地支援報告書を掲載しました

東日本大震災から半年が経ちました。
当法人でも全国の皆様からの御協力をいただき、活動支援に取り組んでまいりました。

まだまとめきれていない部分もありますが、これまでの活動の概略をご報告させていただきます。
本来ならば、ご支援いただきました皆様お一人お一人にお礼のご挨拶をすべきところ、本報告をもちましてお礼とさせていただきたく存じます。
報告書「東日本大震災被災地の子ども達に学用品・花苗を届けようプロジェクト(2011年3月11日~8月31日)」

復興まではまだまだ長い道のりです。私どもでは、継続した支援に取り組んでまいります。引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所 スタッフ一同

収穫したじゃがいもを味わおう!じゃがいもクッキング ~ライズ学園~~

今日のライズタイムは、じゃがいもをつかったおやつ作りに挑戦です!

じゃがいもは、子ども達が 春に畑に植えて、夏の暑~い日に一生懸命収穫したもの。
ゴロンゴロンと立派に成長したじゃがいも達を使って作るものは・・・
じゃがいももち & 簡単フライドポテト(風) !!
      まずは、スタッフからじゃがいもについてのお話。
「じゃがいもには、どんな栄養成分が含まれているかな?」とスタッフが問いかけると、「ほとんど澱粉!」という声が
子どもからあがりました。ビタミンなどの他の栄養成分もたくさん含まれているのだとわかると、「へえ~」と感心していましたよ。

そして、調理手順の説明を聞いた後 いよいよクッキングスタート!!

まずは、じゃがいもを洗って ピーラーで皮むき。
男の子達が率先して取り組んでくれました。
ピーラーを使ったことがない子もたくさんいて、デコボコしたじゃがいもに刃をあてて・・という細かい作業にやや苦戦!
「うまくむけない。」「こんま感じでいい?」などどおしゃべりしながら。
どの子も真剣な表情ですよね!誰ひとり面倒くさがらずに、熱心に取り組んでいます。

               
何個もむいているうちに ”刃をそわせるように当てるとやりやすい”などコツをつかんで上達していましたよ。
最後は、スタッフの指導で ピーラーの端でじゃがもの芽までとってくれました!おつかれさまです!


できる子には、包丁でもむいてもらいましたよ。器用ですね~!

女の子達は、じゃがいもの拍子切り。
「1㎝角ってこれくらい?」などといいながら、慎重に切ってくれていました。
      

皮をむいたじゃがいもは鍋でゆでて、拍子切りしたじゃがいもは粉をふってレンジへ・・。

いったん作業が落ち着いて手が空きだした子どもたちですが、汚れた調理器具を洗ったりと同時進行で片付けもしてくれました。
みんなですると片づけもアッという間に終わりますね。とっても頼りになる子ども達です。

作業は終盤へ。
ゆであがったじゃがいもに粉をまぜてかきまぜます。
その後は、手の平でうすく成形してホットプレートで焼きます。「(厚さは)これくらい?」などといいつつ、みんなでコネコネ成形しました。
それぞれがいろんな形のじゃがいももちを作りました。特大サイズにする子、ハートや星にする子もいましたよ。

そして、ついに完成!!

テーブルを囲んで、みんなでいただきます!!
それぞれが 自分たちで収穫して 自分たちで作ったじゃがいも料理を味わっていました。

じゃがいもがゆであがるのに予想以上に時間がかかったり、ホットプレートとレンジの同時使用で電源が切れてしまったり・・と
アクシデントもありましたが(スタッフOは正直テンパっていました・・)、子ども達がたくさんたくさん働いてくれたおかげで、無事完成しました。子ども達一人一人の力があったからこそ・・。

みんな お疲れ様でした! 




ライズ学園二学期が始まりました。

8月22日(月)からライズ学園の二学期が始まりました。
22日はオープンスクール。学校の先生方、ライズ学園に関心をお持ちの方々に見学に
いらしていただきました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

23日(火)のフリータイムでは卒業生が遊びに来てくれて、みんなでグラウンドで草野球をしました。
29日(月)にはサイバーダインにロボットの見学に行きました。

2学期も益々元気なライズの子どもたちに会えてスタッフ一同嬉しく思っています。


岩手県、宮城県の被災地を訪問してきました

8月8日~8月10日にかけて、岩手県山田町、宮城県女川町、東松島市の学校や教育委員会を訪問してきました。
皆さんからお送りいただいた文具類や辞書のお届けしたほか、今後どのような支援ができるかを伺ってきました。

詳細は、改めて報告いたします。

森の教材館マナビィ定休日のお知らせ

お盆休みとして、8月13日(土)~8月16日(火)まで発送作業をお休みさせていただきます。
ご注文はお早めにお願いいたします。

また、8月8日(月)~8月10日(水)の間、被災地を訪問するため、発送業務をお休みさせていただきます。この期間にご注文いただいた方は、11日の発送となりますので、ご了承いただければと存じます。

ライズ学園夏休みのお知らせ

☆ライズ学園夏休み☆
8月8日(月)~8月21日(日)

新学期は8月22日(月)からです。22日はオープンスクールになります。
またみんなの元気な顔を見ることができるのを楽しみにしています。怪我なく、楽しい夏休みを過ごしてくださいね!

震災支援事業支援金会計報告を掲載しました

3月11日以降、多くの皆様からご支援をいただき、震災支援に取り組んでまいりました。

皆様からお送りいただいた文房具については、ホームページ「東日本大震災被災地の子ども達へ文房具を届けよう」のページにて送り先を掲載しております。5月2日以降も沢山の学校・支援団体に文房具をお送りしております。(近日中には送付先リストの更新をいたします。)

皆様からの支援金については、現地のニーズを確認しながら、必要とされる物資の購入に充てさせていただきました。
これまで個人や学校関係、塾での募金活動、チャリティーイベントの売上、研修会での募金など、様々な活動の場を通して集められご寄付いただいた 支援金は1,338,368円 となりました。
ご寄付いただきました皆様のお名前の公開は控えさせていただいておりますが、沢山の皆様の被災地を思う心の結晶です。
スタッフ一同心よりお礼申し上げます。

ご寄付いただきました皆様へご報告を兼ねて、被災地支援中間会計報告をさせていただきます。詳細は下記からご覧ください。

被災地支援収支計算書 (平成23年3月14日~7月20日まで)
購入支援物資一覧

皆様からの支援金のほか、茨城NPOセンター・コモンズが立ち上げました“ホープ常磐基金”の支援を受け、購入実現になった長靴や子ども用下着があります。こちらはホープ常磐基金の会計報告になりますので、私どもの報告書には計上しておりません。
沢山の支援をいただき、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

8月8日~10日には、岩手県、宮城県の被災地へ支援物資のお届けと、今後どのような支援が必要になるのかを現地の方々にお伺いしてまいります。
必要な支援が必要な人たちのもとへ届くよう、これからも継続して活動に取り組んでまいります。