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ライズ学園日記

救急救命実習~ライズ学園~

つくば市南消防署で、カルチャー教室として「救命救急実習」を体験しました。


緊張しながらも、すぐに慣れた男子チーム。
みんなで声をかけあい、まるで救急隊員のようにすばやく確実な救命措置!消防署の方も感心しきりで、拍手を繰り返していました。

 
スタッフも同じ立場で学ぶ実習。みんながスタッフに的確なアドバイスをしてくれていました。
本当に頼りになる男子チーム。


女子チームも負けてはいません。
AEDの使い方を学び、本番さながらの声のかけあいと確実な救命措置で、体力がいる心臓マッサージの繰り返しにも、疲れた顔も見せず真剣に取り組みました。


最後は、5人の選抜メンバーによる、デパートで倒れている人を発見したというシミュレーションでの実習。
1分23秒でAEDを装着完了!もう立派な救急隊員です。

文句なしの全員合格で、修了証をいただけることになりました。
消防署の方にも大変褒められました。

大切な人の命を、どんなときでも見過ごさずに守る。そんな心構えと自信がついた実習だったのではないでしょうか。
みんなの真剣な取り組みと素晴しいチームワークに、スタッフもとても感動した1日でした。

フリータイム「すいかわり」~ライズ学園~

今日は、小さなラブ&リー農園の糸永さんにいただいたスイカを使ってスイカ割りをしました。
スイカ割りがあることを知らないで登園したYKさんは「やった~。スイカ大好き!」
午前中の授業を終え、お昼ご飯を食べた後、ブルーシートや包丁、お皿などを準備しました。
すいか割りをするために午後から登園したKTさんも加わり、何やらにぎやかな雰囲気です。


ライズ学園の下にある駐車場にスイカをセッティングしてスイカ割りのスタートです。

こちらはスタッフのNさん。

回されて

回されて

さらに回されて・・・


へろへろになりながら進む。
そっちはダミーのボールだよ~。

その後次々にみんなが挑戦するも・・・
       
全滅。
「すいかが固すぎる!!」

というわけで、


目隠しをとって、目も回さずに、全力ですいかにアタックすることに。
小学生代表KT君。何度もアタックしましたがなかなか割れないので中学生にバトンタッチです。

 
中学生YKちゃんが半分割ってくれました!

 
最後はやっぱり頼みの高校生KS君!


すいかとともに棒も割れました。

最後はみんなでおいしくいただきました。
糸永さんから、「先日みんなにとってもらったすいかを、被災地の仮設住宅に届けて喜んでもらいました」との報告も届きました。

ライズ2012年の夏の思い出となりました。

「小さなラブ&リー農園」体験~ライズタイム~

今年度、リヴォルヴ学校教育研究所の会員さんでもある糸永員偉さんの「小さなラブ&リー農園」で
いろいろな体験をさせていただくことになりました。
今日は記念すべきその第1回目。

行きの車の中では、
今日行く場所がどんなところかなぁとうきうきしているようで、にぎやかに話をしながら向かいます。

「小さなラブ&リー農園」に着くと糸永さんが待ってくれていました。
農園では、ライズ学園の子どもたちのために、日よけがついた休憩所を用意してくれていました。
お心遣いありがとうございます。

日よけつき青空教室で、まずは糸永さんとお話。
ライズ学園の子どもたちひとりひとりとスタッフの名前が書かれた糸永さんの手作りプリントで予定を確認したあと
「なぜ、この農園を作ったのか。」糸永さんが活動している「すいかボランティア」のお話を聞きます。

農園を作るのは糸永さんの小さい頃からの夢で、それをひとつひとつ小さな目標に変えて達成してきたことで今があるんだそうです。今日の活動を通して、具体的に「農園をつくる」イメージがわいて、将来作ることになる人もいるかもしれませんね✩

東日本大震災のあと、「自分に何ができるか」を動きながら考えて、できることを無理のない範囲で継続するために、小さなラブ&リー農園でできたすいかを被災地の仮設住宅の方たちに届ける活動を始めた糸永さん。ちょうど明日、被災地にすいかを持っていく予定とのことで、みんなはそのすいかの収穫もお願いされました!

農園では、レタス・きゃべつ・人参・インゲン・とうもろこし・トマト・ピーマン・なすなど、
糸永さんが丹精込めてつくられた無農薬野菜を収穫させていただきました。

野菜をとりながら、
農園のあちらこちらで、にぎやかな声があがります。
野菜のすきまから虫が飛びだしてきて、
「虫だ!」と驚いて後ろにぴょーんと飛んだSAさん。
とうもろこしの収穫をしていたYKさんは、
友だちのKTさんにとり方を上手に教えてくれていました。

野菜を収穫しながら、糸永さんのすすめでとれたての野菜をがぶり!
とうもろこしを食べたYSさんは「甘い~。」「自然のおしいさだね。」と満足げな顔。
人参も生で食べる事に挑戦!
みんなでかじりました。

「種まき」もさせていただきました。
みんな丁寧に種をまけていました。

収穫の時期が楽しみです。

最後は、農園でとれたスイカを使ってスイカ割りです。
「こっちこっち!」「もっと右!」「そこ!」「そこじゃない!」など
みんなで協力してKSさんをスイカまで案内することができました。

自然の中でみんないきいきしていて、とても充実した一日になりました。
ひとつひとつのことをとても丁寧に準備してくださり、糸永さんの人柄があふれた農園・農業体験でした。
このような貴重な経験をさせてくださった糸永さん、本当にありがとうございます。

ライズタイム「災害の際の避難経路を確認しよう」

今日のライズタイムでは、災害(地震)の際にライズから避難するという想定でいろいろな活動をしました。

まずは、「どんなときに避難をするのか?」ということを考えます。
①ライズの天井が落ちてきたとき(建物が半壊したとき)
②火事が起こったとき
③暗くて寒いのに電気がとまったとき(ライフラインが途切れたとき)
④ガス漏れしたとき

 みんなのたくましい想像力により、以上4点にまとまりました。

次に、東日本大震災、阪神淡路大震災や新潟中越地震の際の屋外の様子をとらえた写真画像を見ました。実際に画像を見ると、いろいろなものが上から崩れてきていて、足の踏み場もないほどの道の画像もありました。

では、屋外に避難するとなったら、2次災害にあわないために、どんなものを持っていったらいいのでしょうか。いろいろ考えられますが、今回は1番大事な頭を守るものにしぼって、ライズの中にあるものの中から各自探してみることに。集まったものがこちらです↓↓↓

大きいクリアファイル、発砲スチロールの箱、大きな辞書や辞典、かさなどが勢ぞろい。コピー機まで持ってきた子も・・・。これはよっぽど力持ちでないと難しいかな。


↑これから避難経路として歩く道の最初の部分を写真画像で見て、考えてから、いざ避難。

ライズでは、谷田部グラウンドを第一避難場所、谷田部体育館を第二避難場所と考えています。避難経路は、いつも体育館やグラウンドに向かう道です。ところどころ皆で立ち止まって、危険ポイントを確認。

「このへんは、余震の合間になるべく急いで進んだほうがいいよね」
「ここも危険だから写真撮っておこうよ」
「自動販売機も危ないんだってね」
「こっちの道はやめたほうがいい」
上下左右、全体を見渡しながら、みんなよく考えていました。


グラウンドに着く前に、橋を渡らなければなりません。
「この橋が壊れていたらどうする?」とスタッフが聞くと、
「別の橋を渡れば?」「この橋が壊れてたら別の橋も危険じゃない?」「泳いで渡る?」「うーん、余計危なそうな川だ。」「ワープする?」いろいろな意見が。
「橋が壊れていたら、無理に渡るのはやめて、その手前の体育館に避難したほうが安全かな」という話になりました。

 
グラウンドに着いたら一息ついて、危険ポイントを確認したあとは、10分だけフリータイム!
10分だけなのに、野球やお話、写真撮影などで、密度の濃い時間を過ごすことのできたみんなでした。

具体的に自分ごととして考えた「避難」という事態。
ないことを祈りますが、もし万が一そのような事態が起こっても、ライズのみんながそれぞれの命を守ることができればと思います。
おうちの人ともよく確認をしておいてくださいね!

カルチャー教室「3Dを科学する!」~ライズ学園~

7月2日 (月)

ライズ学園でカルチャー教室「3Dを科学する!」がおこなわれました。
講師は、「おもしろ!ふしぎ?実験隊」の久保利加子さんです。
    
ライズ学園の教室のあちこちに、さまざまな種類の3D装置を用意してくれました。

子どもたちは、授業前にいろいろな3D装置をのぞきこんだり、使ってみたりして
「おぉ!」
「へぇ~。」
とあちらこちらで声が聞こえてきます。

楽しい雰囲気の中、授業のスタートです。

3D眼鏡と3D投影装置をつかって、いろいろな物を3Dで見せてくれます。
3D眼鏡をかけると、景色が青と赤に見えます。
「なんか変な感じ」とKさん
 
投影装置を使って映像を映しながら
久保さんの「これはどう見える?」
「おぉ。うきあがって見えた!」とSさん。

実際に映像を見た後に、なぜ3Dに見えるのかを分かりやすく教えてくれます。
  
人は左目と右目の映像を組み合わせて物を見ていて、その交差する部分に赤と青で作られた絵を3D眼鏡で見ると3Dに見えるそうです。
紙に青いペンと赤いペンで少しずらして文字や絵を書き、3D眼鏡をかけてみると、うきあがってみえました。

その後、お家に持って帰っていけるように、ひとり1つ3D投影装置をつくりました。
 
作業中の子どもたちは、真剣そのもの。
出来上がった装置を使い、3Dを楽しむことができました。

今回のカルチャー教室を催してくださった
「おもしろ!ふしぎ?実験隊」の久保利加子さん
ありがとうございました。

ライズ学園オープンスクールのお知らせ

今年も下記の要領で、ライズ学園オープンスクールを実施いたします。
参加ご希望の方は、必要事項をご記入の上、FAXまたはメールにてお申し込みください。

      

1 目 的  
  ライズ学園の活動に対して広く外部に意見を求め、活動の質を高めるとともに、周囲の学校等教育機関との連携を強化する。

 2 日 程
   第1回 平成24年7月31日(火) 13:15~15:30 スポーツ教室の様子を公開
   第2回 平成24年8月29日(水) 10:30~12:30 通常授業の様子を公開

3 場 所
   第1回 谷田部総合体育館およびライズ学園教室 / 第2回 ライズ学園教室

4 内 容
  ライズ学園の授業見学(30分程度)およびライズ学園についての説明会

 5 参加対象及び定員
   保護者、および小・中学校に勤務する教職員ならびにスクールカウンセラー等 10名程度         

 6 参加費  無料

 7 その他
 参加をご希望の方は、下記の申込用紙に必要事項を記入の上、NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所二の宮事務所まで、FAXまたはメールにてお申込みください。FAX、メールのない方は電話でも受付いたします。 
 
  オープンスクール参加申し込み書(PDF)

太鼓教室に参加しました(カルチャー教室)

今年もカルチャー教室が始まりました。

記念すべき第一回目は、太鼓教室。今年もNPO法人自然生クラブの柳瀬敬さんに太鼓を教えていただきました。

  
田井ミュージアムの幻想的な雰囲気の中で、教室開始です!

  
今回は、いろいろな拍子を教えてもらいました。
基本となるのは、二拍子と三拍子。

これをマスターした後、柳瀬さんから、「五拍子はどうすればいい?」との質問。
「二拍子と三拍子を組み合わせればできるよ」と子ども達。
「じゃあ、六拍子は?」との問いかけに、
ある子は、「二拍子を三回。」 またある子は、「三拍子を二回でもできるよ」、「まるで算数みたいだね~」との声も。

そんなやり取りをした後に、二つに分かれて異なる拍子で太鼓を叩き、音の重なり合いを楽しみました。
太鼓を叩いているとあっという間に時間が過ぎてしまうようで、気がついたら終了時間になっていました。

第二回目は、11月です。11月まで待ち遠しいですね。

柳瀬さん、ありがとうございました。






  


2012年度 学校に行っていないみんなのためのカルチャー教室の予定をアップしました

「学校に行っていないみんなのためのカルチャー教室」は、不登校児童生徒を対象としたカルチャー教室です。
地域で活躍する様々な方を講師に招き、毎月1~2回行なっています。

2012年度の予定をアップしました。
https://rise.gr.jp/net/culture_school/culture2012

まだ調整中のものもございますので、随時追加更新いたします。

ご参加お待ちしております。
お問合せ・お申し込みはこちらまで。

子ども達が一歩を踏み出す場、自らの興味関心をもとに学べる場となればと思います。

<昨年度カルチャー教室の様子より>

スポーツチャンバラ 調理教室 パーソナルカラー アクリルたわしづくり

 

ペットボトルキャップを集めてワクチンを送ろう~ライズ学園~

最近色々なところでペットボトルキャップの回収が行われているのは知っていますか。

ライズ学園では、以前、世界の子どもにワクチンを日本委員会さんから講師をお招きし、特別授業を行いました。
その際、ペットボトルキャップを集めて、それを業者に買い取ってもらい、そのお金をワクチン購入のための寄付にできるということを知り、ライズのみんなでペットボトルキャップを集めよう!という声が上がりました。

つくば市40Lゴミ袋で2袋分のキャップが集まったので、ペットボトルキャップを回収しているつくばセンター地区活性化協議会 さんに届けにいきました。


【400個で10円のワクチン代になるそうです。以前子ども達と数えた時は400個近くありました】

 
【つくば地区活性協議会さんの事務所にお届けしました。】

今後も継続してキャップを集めていきますので、みんなのお家でも捨てずに是非ライズに持ってきてくださいね。


災害シミュレーション散歩(ライズタイム)

 今年度のライズタイムは、防災を意識したプログラムを行っていくことになりました。
 その第1弾として、「災害シミュレーション散歩」に取り組んだライズのみんなの様子を紹介します。

 「災害」と言ってもいろいろなものがあります。それに、そのときどこにいるかもわからない。
 でも、いざその「災害」が起こったときに、落ち着いて、自分の頭で考えて行動することができるかどうかが、生死を分けるかもしれない。

 第1回目は、ライズのまわりの屋外で、「地震」「雷」「竜巻」が起こったときの「初動」についてシミュレーションしながら散歩をしてみました。

 まずは、狭い道で地震が起こったというシミュレーション。


こんな姿勢で頭を守りながら・・・

 
なるべくいろいろなものから離れて・・・

空き地を探す?
(と言ってもなかなかなかったりするのですが。)

「考えるべき危険ポイントはなんだろう?」とスタッフが聞くと、
「電柱」「電線」「ブロック塀」「道路」「動いている車」「ガラス」など、いろんな答えがみんなから出てきていました。東日本大震災を経験したみんなは、きっともうすでに考える力がついているんだなと、最初から感心しきり。

次は、高い木や建物や野原があるところで雷が鳴ってきたというシミュレーション。


高い木の下や、壁にくっつくのは厳禁!


野原の真ん中だと自分が一番高くなってしまうし。

 
電気を通しやすいU字型を作らないように、足をぴたりとつけて、手を地面につけないで、姿勢を低く。
耳を塞いだほうがいいという情報も。

でもやっぱりまずは近くにある建物に入れてもらうほうがいい、という意見でまとまり、その場をあとにしました。

このあとは、ゆるやかな下り坂道。野原や畑の真ん中を青空に向かって歩くような気持ちのいい散歩道でした。


銀色に光るきのこを見つけてみんなで集まりました。
「非常食?」
「いやいや毒があるかもしれないから気をつけないと!」

こんな平和な時間と場所にも、災害は起こるかもしれないのです。
第3番目は、ここに竜巻が近づいてくるのが見えたらというシミュレーション。


話し合って考えこんでいる子たちを尻目に、すぐさま動いたKNちゃん。
↓↓↓

なんと、その場で寝転がる。
「だってそうするしかない気がする!」
「まあ立っているよりはいいよね。」


そして「やっぱり野原の真ん中?!」YKくん。


みんなで集まって話し合い。

近くに1軒立っていた「おうちの中に入れてもらう」案が一番多かったのですが、
「もし留守だったら?」「入れてもらう時間がなかったら?」という話になり、
「竜巻が来る方向と反対側に、建物を盾にして丸まって隠れる」などの意見が出ました。
竜巻の速度ってけっこう早いんだって。

「そういえば、お風呂の浴槽の中にお布団をかぶって横たわるのがいい、とテレビでやっていた。」とKNちゃん。
「へえぇ。」 ライズ一同感嘆。

洪水のことも気になる子がいたので、経験者の中山さんにお話を聞くことに。
中山さんは、洪水も竜巻も火事も雷も間近で恐ろしさを経験している災害マスターなのでした。


こんなところに水路がありました!竜巻のときは、こんな水路にすぽっと入るという方法もあるらしい。
「竜巻のあと、確かに道路は割れていなかった」by災害マスター


最後にライズの駐車場で、車通りの激しい道を通っている時に地震が起こったら?ということを、グループに分かれて話し合って発表し合って終了。

振り返りの時間がほとんどなくなってしまいましたが、またマップに書き込む時間を持ちたいと思います。

みんな真剣に自分の身に引き寄せて考えていて素晴らしかったです。

次回のライズタイムは、「避難所までの避難経路を考えよう」(予定)です。お楽しみに。