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ライズ学園オープンスクールのお知らせ

今年度2回目のライズ学園オープンスクールを実施することになりました。
スポーツの様子を見ていただいた後、説明会にご参加いただきます。

参加ご希望の方は、必要事項をご記入の上、FAXまたはメールにてお申し込みください。

1 目 的

ライズ学園の活動に対して広く外部に意見を求め、活動の質を高めるとともに、周囲の学校等教育機関との連携を強化する。

2 日 程
平成28年3月15日(火) 13:15~15:30 スポーツの様子を公開後、説明会

3 場 所
つくば市立谷田部体育館(茨城県つくば市谷田部4711番地)およびライズ学園教室(茨城県つくば市谷田部2983番地)

4 内 容
ライズ学園の活動見学(30分程度)およびライズ学園についての説明会

5 参加対象及び定員
保護者、および小・中学校に勤務する教職員ならびにスクールカウンセラー等 10名程度

6 参加費  無料

7 その他
参加をご希望の方は、下記の申込用紙に必要事項を記入の上、NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所事務所まで、FAXまたはメールにてお申込みください。FAX、メールのない方は電話でも受付いたします。

オープンスクール参加申し込み書(PDF)
・メールでのお申し込みはこちらから

初富士の盆石~ライズ学園日記~

ライズ学園にビッグなお正月プレゼント がありました!


初富士の盆石:ライズ学園理科スタッフ 玉生氏撮影

卒園生のお父さんであるIさんが、宇都宮市北部にある篠井金山跡から見つけたものだそうです。
お正月にふさわしい富士山の形をした岩石の山体は、黄金色に輝いています(゜Д゜ノ)ノ

これは黄銅鉱という鉱物です。(金ではありません!)

山頂付近は雪を被ったような白色をしています。これは細かな水晶からできています。

 天然の石がある形に似ていて、それをお盆の上に飾って 愛でるものを盆石と呼ぶのだそうです。

「岩石の本体は流紋岩と思われます。そのマグマ貫入の後の熱水活動で形成された熱水鉱床の一種です。」とのことです。

岩石にも興味を示す子が多いライズ学園。
教室に飾らせていただきました。

ライズ学園開設15周年記念講座「不登校の心に寄り添い、育ち・学びを支えるために~ライズ学園15年の実践から~」 終了いたしました

ライズ学園開設15周年記念講座「不登校の心に寄り添い、育ち・学びを支えるために~ライズ学園15年の実践から~」
つくば会場、東京会場ともに、無事終了いたしました。

ご参加いただいたみなさん、広報に協力いただいたみなさん、心からありがとうございました。
下記、両会場の様子をご報告します。

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〇第一部「ライズ学園ってどんなところ?」では、ライズ学園の1日、年間のカリキュラムについて、どんなことを大事にしているかについて、お話をさせていただきました。


【つくば会場】        【東京会場】
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〇第二部 ワークショップ「不登校について考えよう」 では、次の2つのワークショップを行いました。

①不登校の何が、なぜ「困った!」なの?

不登校の「何が」問題なの?それは「なぜ」?「何を」したらいいの?それは本当にその子にとって最善の支援?
ライズ学園のスタッフがいつもミーティングで行っている「What?(何を)」と「Why?(なぜ)」の繰り返しを、「不登校」というテーマで、参加者の皆さんに体験していただきました。



たとえば、あるグループの例として、
【What】不登校になると、生活が不規則になることが問題
【Why】不健康になるから
【What】子どもと一緒に1日のスケジュールを一緒にたててみる
【Why】スケジュールをたてること自体がストレスになるのでは?
【What】「生活が不規則になること」以前の問題があるのではないか?
といった感じです。

「問題」は何なのか、を掘り下げていくことで、支援のあり方がだいぶ変わってくるのではないかと思います。

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②こんなとき、どうする? どんな声掛けをする?

下記3つの事例について、自分が話したい話題を選び、3~4人のグループでロールプレイをしていただきました。

A 机に足を乗せて話を聞くなどしていたとき
B「学校に行く」と言っていたのに朝起きてこないとき
C「学校に行こうかな」と前向きな姿勢を見せたとき



皆さん、子ども役・大人役になりきっての白熱した演技がすばらしく、子どもの気持ちがわかった、との感想を多数いただきました。
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〇第三部 「子ども達の育ち・学びを支えるために支えるために」では、 代表の小野村より、子ども達が感じる「困難」を疑似体験していただきながら、個に応じた学びの支援のポイント What? と How?を考えるためのお話をさせていただきました。


認知処理様式の違い、子どもたちのつまずき方と、スモールステップによる学習支援のあり方について提案。
皆さん熱心に聞いてくださいました。
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アンケートにおける満足度評価平均は…

つくば会場 4.9(5段階評価、回収率82.5%)
東京会場 4.8(5段階評価 回収率89.4%)でした!

好評価をいただき、ありがとうございました。

両会場ともに、これまで15年間のライズ学園を支えてきていただいた方々にも多数参加していただきました。
皆さんお1人お1人の思いやお力がライズ学園を支えてくださっていることを改めて感じることができました。

8月に東京での英語ワークショップに参加いただいた方がつくば会場に来てくださったり、
10月の北九州での英語ワークショップに参加いただいた方が岡山から東京会場に来てくださったり、
教材や研究、講演を通して広がった全国の皆さまとのつながりも実感しました。

今回初めてお会いした皆さまにも、とても励まされました。
多くの子どもたちのために、今後ともネットワークを強く築かせていただければと思います。


常陽新聞さんには、つくば会場の様子を記事として取り上げていただきました。
上記写真をクリックしていただくと、常陽新聞さんの該当記事URLにとべます。
*会員登録をしないと記事の全文は読めません。

11月29日(日)つくばリサイクルマーケットに参加します~ライズ学園~

今年度もライズ学園の子どもたち・スタッフ・保護者の方々みんなでリサイクルマーケットに参加することといたしました。

子ども達のお店と、保護者のお店とで出店します。

子ども達は主に文房具を販売します。みんなと相談し、今回の売り上げは、水害被害にあった常総市で活動をする団体さんに寄付をすることになりました。

【 「無地が欲しい人、柄物が欲しい人がいるから、分けた方がいいよね~」と買い手の立場にたって、鉛筆を種類ごとに仕分けていました! 】

【 「こんな感じかしら?」 販売スペースをイメージするため、畳を敷いて何やら相談?!】

保護者のみなさんは、ご自宅にある洋服や雑貨などを販売品としてたくさん寄付してくださいました。 
空いている時間やお迎えの際に、値付けや箱詰めをしてくださるなど、お忙しい中、準備を進めてくださいました。
ありがとうございました。 売り上げはライズ学園運営に役立てたいと思います。

あとは当日、沢山のお客様に来ていただくだけです。

お近くの皆様、是非お運びください!!

日時: 11 月29 日(日)雨天中止 開店 10:00 ~ 閉店 14:00
場所:つくば市中央公園 水のひろば (水上レストハウス前):茨城県つくば市吾妻2-7-5
主催:つくばリサイクルを推進する会

☆ライズ学園の子ども達や保護者の皆様に、スタッフとしてのお手伝いをお願いしております。詳細はお問い合わせください。
☆在園生・OBの親同士の情報交換の機会にもなりますので、お時間のある方は是非ご参加ください!

ライズ学園開設15周年記念講座「不登校の心に寄り添い、育ち・学びを支えるために~ライズ学園15年の実践から~」 のご案内

 

 不登校の子どもたちのための学びの場”ライズ学園”が、今年で15周年を迎えます。
 私どもでは、この機会に、これまでの具体的な事例、うまくいったこともうまくいかなかったこともご紹介しながら、ライズ学園では、なぜ(Why)、何を(What)、どのように(How)、行ってきたのかをご報告させていただくことといたしました。
 日頃の活動の様子を 映像でご覧いただいたり、一部はワークショップ形式も取り入れながら、みなさんと、これまでの成果と課題を共有できたらと思います。
 学校その他で子どもたちに関わる方、教育行政に関わる方、保護者の方など、様々な立場の方のご参加をお待ちしております。

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◆日時・場所
①2015年12月23日(水・祝) 13:20~16:00 
 つくば市民大学【茨城県つくば市東新井15-2ろうきんつくばビル5階】 
 http://tsukuba-cu.net/access.html

②2015年12月26日(土) 13:20~16:00 
 TKPスター貸会議室お茶の水駅前【東京都千代田区神田駿河台2-1-18ユニゾ御茶ノ水ビル(旧常和御茶ノ水ビル)2階 】
 http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/st-ochanomizu/access/

◆定員:40名程度

◆参加費:1,000円(資料代500円含)

◆内容

<第一部 ライズ学園ってどんなところ?>13:20~13:40
・不登校の子どもたちのための学びの場、ライズ学園の実践について報告

<第二部 ワークショップ「不登校について考えよう」>13:40~14:30
・不登校の何が、なぜ「困った!」なの?
・こんなとき、どうする? どんな声掛けをする?

<第三部 子ども達の育ち・学びを支えるために>14:40~15:30
・子ども達が感じる「困難」を疑似体験
・個に応じた学びの支援のポイント What? と How?

<質疑応答&フリートーク>15:30~16:00
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お申し込み方法等詳しくは こちら から

2016年1月スタート版英単語カレンダー 予約販売を開始いたしました!

今年もあと2か月となりましたね。
当法人では、好評をいただいている英単語カレンダーについて、2016年1月スタート版の販売を決定、予約を開始いたしました!


リヴォルヴ学校教育研究所「英単語カレンダー」
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●見開きA3 中綴じタイプ・単語一覧 付
●2016 年1月1日-2016年12月31日分
●定価 1,200円(税込)
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【予約購入の仕方】

下記いずれかの方法となります。
商品の発送は、11月24日以降を予定しております。

◎リヴォルヴ学校教育研究所の教材購入サイト「森の教材館マナビィ」より予約購入する

「森の教材館マナビィ」への会員登録後、商品をご購入できます。ご予約はこちらから

◎Amazon より予約購入する

「Amazon」への会員登録後、商品をご購入できます。ご予約はこちらから


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私達は毎日、たくさんの英単語にふれています。「音の足し算・引き算」に慣れるなど基本さえ押さえれば、5,000語くらいの英単語を身につけることはさほど難しいことではありません。まずは次の語を読んでみてください。

pan:平なべ → plan:計画 → plant:植物  

pan に l を加えたら plan、
plan に t を加えたら plant、

pan は‘frying pan:フライパン’、
plant は‘planter:プランター’でもおなじみです。

 このカレンダーの特長は、「気づき」をうながし「学び取る力」を伸ばす「単語配列」にあります。もう、丸暗記は必要ありません。 366単語×3コース の語を身につけたら、ほとんどどんな単語もすらすら覚えられるようになります。

*さらなる詳細は、後日アップいたします!お楽しみに。

ECサイト「森の教材館マナビィ」 英語・中国語に対応するシステムを構築しました!

リヴォルヴのECサイト「森の教材館マナビィ」が、英語・中国語に対応しました。
当サイトに会員登録していただくと、メルマガの配信等の特典もございます。
今後ともぜひよろしくお願いいたします!

※決算・配送システムの関係で、日本に居住されている方のみへの対応となっております。

☆ECサイト「森の教材館マナビィ」は こちら から

☆リヴォルヴの教材カタログは こちら から

カルチャー教室「福島の人の話を聞こう」~ライズ学園日記~


ライズ学園 本日カルチャー教室講師は、福島県三春町出身の渡部友紀(わたべゆき)さん。
福島第一原発事故の後、様々な体験と熟考の末、茨城県石岡市に子ども達と一緒に自主避難をする決断をしました。

「NHK震災証言~あの日わたしは~」
http://www9.nhk.or.jp/311shogen/map/#/evidence/detail/D0007010571_00000


手書きの地図で、福島の地理をわかりやすく説明してくださった渡部さん。

そもそもなぜ三春町で暮らすことにしたのか、
福島第一原発事故の後、自分たちの暮らしがどうなっていったのか、
子ども達にわかりやすい学校の様子を中心に、
衣食住の変化についても話してくださいました。

震災当時、小学3年生~5年生だった、ライズ学園中学生のみんな。

覚えていない子も、親は大変そうだったけど自分は特に暮らしの変化がなかったという子も、
環境の変化を敏感に感じていた子も、自分だけ別の地に一時移住することにするという大決断をした子も、
その当時のことを、いろいろと思い出しました。

 
後半は、「福島で原発事故を体験したある家族の物語」としてロールプレイングワークをしました。

福島県中通りの農家で、
60代の夫婦、30代の息子夫婦と孫が暮らしているという設定で、

原発事故の前と後でどのように暮らしや関係性や価値観が変わるのか、役を通して感じながら、
決断することの難しさも経験しました。

最終的な決断事項は、「これからどこで暮らすか」。

1つのグループは、みんなでつくば市に移住することにしました。唯一の知り合いと、つくば市役所の職員さんだけが頼り。一から生活を立て直さなければならない覚悟です。孫が稼げるようになる日を、みんなで期待しています。
もう1つのグループは、60代夫婦のリーダーシップで、息子夫婦だけ埼玉に移住することに。家族がばらばらになることを決断しました。これまで父と息子の二人三脚でやってきた農業の経営体を崩して、再スタートをきることに。

プログラムの最後は、
渡部さんが、お子さんが通っていた小学校の震災1年後の卒業式「祝辞」を、当時のPTA会長さんからもらって読んでくださいました。

「正しい答え」なんて何もない状態で、自分たちだけの答えを見つけ出すのって、すごく難しいこと。
原子力発電所の事故をどうとらえ、どう動くか、迷う。
そういう意味では、ここ茨城県つくば市周辺の住民も、三春町の住民と同じ状況だったのだと思います。

渡部さんの、
「いろいろな決断があるけれど、一生懸命考えて出した結果なら尊重しよう」
「大人だけではなく子ども達も一緒に考え、判断できるようにしよう」
「適材適所で、みんなが気持ちよくコミュニティをつくっていけるようにしよう」
という姿勢と行動力に、
スタッフもたくさんのことを学びました。

渡部さん、本当にありがとうございました。
渡部さんには、この後の「いばらき子ども大学」でもお世話になります。
今後ともよろしくお願いいたします!

雑巾を縫って被災地へ届けました~ライズ学園日記~

常総地域を襲った豪雨水害 から1か月が経ちました。

その間、ライズ学園のライズ学園の子ども達とともに、浸水した事務所の片付けのお手伝いに行ったり、清掃用の雑巾作りを行いました。
雑巾を作った際の様子を、K君がまとめてくれました。(国語「分かりやすく説明しよう」の授業として取り組みました)

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ライズ学園にいる僕達が、常総市で起きた災害で水道や電気が使えない人達のために、雑巾を作りました。

これが雑巾を皆で作っている全体の様子です。

絵画造形の授業から昼食の時間まで約一時間半かけて、11人で作りました。
材料のタオルは生徒の親と、その知り合いの人達が用意してくれました。

最初はタオルを半分に折り、折った線に沿ってはさみで切ります。
バケツリレーみたいに行いました。
もちろん、簡単でした。スタッフといっしょに沢山、切りました。

次にさっき、切ったタオルを縫いました。
ある人は、どうしたら効率よく縫えるか考えながらやっていました。
またある人は、最初スタッフに教えてもらい、その後一人で真剣に縫いました。

手縫いをするのが久しぶりなので緊張しましたが、最初は先生と一緒にやって、次は一人でやって、うまくできて良かったです。

手縫いではなく、ミシンで縫った人もいます。
ミシンの糸が絡まっているため調子が悪いのですが、ミシンの調子を整えながら諦めずに縫いました。

これは僕達が縫った雑巾です。沢山、作れました。横から見てもそうです。
被災地にいる皆さんのお役に立てたら光栄です。

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その後、雑巾は つくば市民大学さん にお届けし、つくば市民大学のスタッフの方が、常総市にある茨城NPOセンター・コモンズ常総事務所(たすけあいセンターJuntos)に届けてくれました。
★ 届けてくださった時の様子は、つくば市民大学さんのブログでご覧いただけます http://blog.universitas-tsukuba.org/

現在、つくば市民大学さんでは、常総地域豪雨水害を受け、支援活動【Juntos! マッチング・プロジェクト(JuMP)】を行っています。

また、茨城NPOセンター・コモンズさんのホームページでは、常総市の現状を伝えています。災害から1ヶ月が経ちますが、まだまだ大変な状況です。

ライズ学園でも子ども達のともに、引き続きお手伝いをしていきたいと思っています。
みなさまもぜひご協力をお願いいたします。

ライズタイム「防災と食」~ライズ学園日記~

ライズタイム、本日のテーマは「防災と食」。

被災初期の食、中長期的な避難生活における食-。
いくつかのステージを想像しながら、家族の一員として各家庭の備蓄品を見直せるようになること、を目的としました。


12時40分。
授業終了後、本当だったらお弁当の時間ですが、
被災して避難所に行ったことを想定。
空腹状態で乾パンを食べる体験。


昨日まで、「乾パンなんて食べたくない」「食べたことない」という子が多かった中、
「おいしい!」「意外といける!」用意した缶はあっという間にからっぽ。

水分が少ない乾パンの缶の中に、氷砂糖や金平糖が入っている意味について考えたり、
次への布石となる野菜ジュースを飲んでみたりしながら、
「これが1食分だったらどうだろう?」「何食までいける?」とそれぞれ想像しました。


災害のステージについてのスライド。
避難生活が中長期的になった場合の、栄養の偏りの問題について知りました。

 
 
ポリ袋でつくる「切干大根とわかめのポン酢あえ」
切干大根は、災害時に不足しがちな食物繊維・ビタミン類を総合的に補うことができる食品とのこと!

しかも作ってみたらとてもおいしくて、「普段の食事でも食べたい」との声も。


待ちに待ったお弁当タイム。
毎日の食事のありがたみが感じられます。


最後は、スタッフ大嶋家の備蓄品ビフォアアフター!
乾パンと水だけだった備蓄品にこんなにたくさんの追加提案。
日常で使いながら回していく方法です。


様々なものを手にとりながら、自分の家族のことを考えている子ども達。
頼もしい限りでした!

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常総市で被災された方の生活も、すでに3週間が経過しました。
様々なつながりに思いを馳せながら、子ども達とともに「自分にできること」を増やしていけたらと思います。
ライズ学園では、認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズさんからの情報を、引き続き確認、掲示していきます。
http://www.npocommons.org/