
ライズタイム「ハローウィンパーティー」~ライズ学園~
10月31日(水)
ライズ学園でハロウィーンパーティが開かれました。
子どもたちは、思い思いの仮装の準備をしてきました。
猫の耳としっぽ、首輪をもってきて、猫に仮装したYDさん。
黒いマントと黒い帽子とほうきをもって魔女に変身したKAさん。
パーティーが始る前に、特別ゲストが「こんにちは~」と登場してしまうハプニングもありましたが、
スーツ姿で登園し、顔に包帯をまいたスタッフや、風呂敷を首に巻きつけて、顔にしわのメークをしたスタッフも加わり、
楽しい雰囲気で、ハロウィンパーティのスタートです。
なぜハロウィーンが行われるのかを簡単に説明したあと、インプロ(即興劇)のゲームをしました。
まずは、相手の顔を見て、拍手をして、受け取った拍手を誰かに返していく、「拍手まわし」をしました。
拍手を同じ相手で連続してまわしていたYSさんとYKさん。
目の前で大きな拍手をされ、「すごい風が来る!」と大笑いをしていたKさん。
「よ~い、どん!」と勢いをつけて拍手をまわしていたKTさん。
拍手をまわすだけでも、子ども同士が遊びの要素を盛り込んで、とても楽しいものになっていきます。
そのあと、日常にあるものが書かれた紙を頭上に貼り、
その紙にかかれている言葉を周りの人たちのアドバイスで当てるゲームをしました。
「お菓子が欲しい」というキーワードを頭にはり、周りの子どもたちの
「あ~甘いものが食べたいな~」「おやつってなんていう?」というアドバイスを受けて、
「お菓子?」「お菓子が食べたい?」と答えが近くなってくると、
子どもたちが「あ~ほしい!」「そっちじゃない!」などヒートアップ。
なんとか「お菓子が欲しい」と答えたとき、
仮装したスタッフが、お菓子をもって「ハッピーハロウィン!」と登場!
「トリックorトリート」と言葉を交わして、お菓子をもらうことができました。
バザーの仕分けをしました&卓球台がきました~ライズ学園日記~
今日は、11月25日(日)につくば市中央公園で行われるリサイクルマーケットへの出店準備をしました。
時はさかのぼりますが・・・、
東日本大震災直後、
ようやく復旧した教室に顔を合わせたライズの先輩達が、
被災地の子ども達のために何ができるかを考えました。
「机の中に眠っている文房具を集めて送ろう 」と決まり、ネット上などでも呼びかけたところ、
全国から本当にたくさんの学用品が届けられ、被災地の教育委員会や学校などと連絡をとりあいながら、
連日その仕分けと送付を続けました。
https://rise.gr.jp/hisaitishien_pj
前年度、それでも被災地のニーズと合わずに余ってしまった学用品をバザーで販売し、
収益を被災地の子ども達に回すことになりました。
ライズのみんなの中から、そのバザーを「今年度もやろう!」 という声があがったので、
今年度も つくばリサイクルを推進する会 が主催する つくばリサイクルマーケット に参加することになったのでした。
17日の土曜日にも、有志の子どもたちと保護者の方が集まって仕分けと値付けを進めてくれたおかげで、残りの作業はわずか。
そうは言っても、なんだかんだといろいろ考えたり議論したりしながらやっていると、あっという間に1時間半が過ぎていました。
こうして、すべての品物の仕分けと値付けが終了!
25日(日)9時半〜14時に、つくば市中央公園水のひろば で、これらの品物を販売します。
実は保護者の方も別で出店を企画し、品物を独自に集め、収益をライズ学園の運営に回してくださるとのこと。
子どもたちの販売分は被災地支援に回します。
このブログを読んでくださった方、ぜひとも足をお運びくださいね。
そして、作業が終わったあとは、ライズにやってきた卓球台の配置をしました。
なぜ卓球台がきたかというと・・・
上の作業とも大いに関係があります。
リヴォルヴ学校教育研究所の行った被災地支援活動の中で、
被災地の学校から1万冊以上の注文を受けたオリジナル英語4線ノートを送付する作業の様子が、
NHK全国放送で紹介されました。
それを見た東京の方が寄付を送ってくださり、さらにライズ学園の活動にも共感をしてくださり、
ライズのみんなのことを本当に考えたうえで、卓球台をプレゼントしてくださったのです。
ちょうど「卓球台が欲しいね」と言っていたライズのみんなは、大喜び!
このような方にめぐり会えたのも、被災地支援活動を始め、みんなの毎日の頑張りがあったからです。
そして、ライズは、本当にたくさんの方の気持ちと行動力に支えられている、と改めて思います。
人とつながっている実感や感謝の心を、忘れずに生きていきたいですね。
小さなラブ&リー農園に行ってきました〜ライズ学園日記〜
小さなラブ&リー農園 第二弾!
天気 晴れ◎
今日は、サツマイモの収穫と味わい&イチゴとタマネギの植え付け を 体験させていただきました。
まずは、農園主 糸永さんからのお話。
考えながら話が聞けるような、糸永さん手作りプリントで、
改めて糸永さんのことやこの農園について知ります。
今回は、「竜巻レポート」も見せてもらいました。
この農園の近くを竜巻が通っていったとのこと。
糸永さんは、その様子をカメラにおさめて、
貴重なデータ資料を作っていました。すごい!
全く味が違う2種類のさつまいもを試食させていただきながら・・・
農園の中に入って、今日の作業の説明を受けます。
「土づくり」ひとつとっても、たくさんの工程ややり方があることも教わりました。
とれたさつまいもを洗ったら、みんなでアルミホイルに包みます。
「火の番はおれに任せて!」
頼もしいYsくんに、焼き芋を託しました。
谷田部の千歳通りや神社で集めた落ち葉が、大活躍でしたよ✩
落ち葉の効用には、糸永さんもびっくりでした。
糸永さんの奥様が作ってくださった美味し〜いぜんざいの中に、
切ってゆでたさつまいもを入れて
「いもぜんざい」も出来上がり。
お弁当といもぜんざいを食べ終わると、今度はイチゴと玉ねぎの植え付けに入ります。
「この苗からイチゴができるんだ〜」
「深く植えすぎてもだめだし、浅すぎてもだめだし、植えるのも難しいなあ」
よく育ちますように。
一方こちらは、高校生3人組。
糸永さんからの特別指令で、「マルチ張り」に挑戦しました。
地面の保温・保水、雑草の抑制のために張ります。
食事もそこそこに、火の番をし続けてくれたYs君のおかげもあって、
美味しい焼き芋が出来上がり、最後にみんなで焼き芋を食べたところで
タイムオーバー。
「楽しい時間はあっという間に過ぎる」をみんなで実感していました。
筑波山をバックに、みんなが植えたイチゴと玉ねぎを前に、記念写真。
糸永さん、いつも本当にありがとうございます!
〜後日談〜
スタッフが借りたお鍋を返しに行くと、「小さなラブ&リー農園」の看板の上、
皇帝ダリアが空に溶け込むようにきれいに咲いていました。
みんなが植えた苗、強風にも耐えて、今のところ順調に育っていましたよ。
寒さに備えて、糸永さんが「トンネル」を作ってくださっていました。
マルチもしっかり地に足をつけていました。
楽しみがまた1つ増えました(^^)
調理教室が行われました~カルチャー教室~
少し前のご報告になりますが、10月は、調理教室~簡単軽食作り~に参加しました。
昨年同様、石川先生をお迎えし、子ども達でも簡単に作れて、栄養があるものとして、ジャガイモ料理と野菜ジュースを教えもらいました。
最初に先生から、ジャガイモの持つ栄養について話がありました。じゃがいもには“ビタミンC”が豊富に含まれているって知っていましたか?
その上、加熱してもデンプンに保護されて“ビタミンC”が壊れにくいとのこと。
そこで、今回はジャガイモ焼きを作ることに。
まずは、ゆでたジャガイモを熱いうちに潰します。ここでよく潰すことがポイントです。
潰したジャガイモに塩と片栗粉を加え、耳たぶくらいのやわらかさになるようによく混ぜます。
棒状にして、それを1~2センチ程度に切り、多めの油で揚げ焼きをするのですが・・・
ここでY君のアイディアが!ただ切るのでは芸がない!と型ぬきを始めました。
これには石川先生も「ナイスアイディアだね!」と。
「じゃあ、いろんな形をつくってみよう!」と、各班何やら工夫をこらし・・・
お見事!! カメや鳥、竹などいろいろなジャガイモ焼きが出来上がりました。
工夫次第で、料理ってアレンジができて、楽しいんだということに気付いた時間でした。
石川先生、ありがとうございまいた。
茶道教室が行われました~カルチャー教室~
2012年10月22日。ライズ史上初の茶道教室を、さくら民家園にて行いました。
「立ち居振る舞いにあこがれて」、
「武士のたしなみとして」、
という声がちらほら聞こえてきたところに、
縁あって、ブルガリア出身・茶道歴20年以上・師範免状もお持ちのルミアナさんを講師にお迎えすることができました。
ルミアナさんは、日本語の上手さもさることながら、内面からにじみ出る美しさ・優しい雰囲気が人を惹きつける方。
そんな 素敵な人との出会い も カルチャー教室の醍醐味ですね。
(↑Sちゃん撮影)
やや緊張しながらお互いの自己紹介が終わったあとは、座敷に入室。
入室の仕方も、作法があるんです!
正座で体の両側にこぶしをつき、膝をするようにして手の力で床の間まで進みます。
床の間には、今日の茶会の「亭主」であるルミアナさんが、掛物と季節の花を用意しておいてくださいました。
お花は、ススキ・リンドウなど、7種の秋の花。
ルミアナさんが1人1人にお茶を点ててくださり、作法にしたがってお茶とお菓子をいただきます。
最年長のK君が正客(主賓)役です。
亭主、次客に「いただきます」の挨拶も忘れずに。
緊張してどうすればいいかわからなくなってしまった子には、
先にやった子がアドバイスを入れる場面も見られました。
次はテーブル席に移り、4人ずつお茶を点てる体験です。
ふくさのたたみ方、道具の置き方などの細かいところも、ルミアナさんがとても丁寧に教えてくださいました。
Y君からお茶をいただき、
「いただきます」とやや緊張気味に器を回すオノム。
「おいしぃ〜!!」
「よっしゃ〜!!」
「お茶は苦くて苦手」と言っていた子も、
「気持ちがこもってるから」という相手の言葉を受けて、ありがたく最後まで飲みきっていたりして、
お茶を点てるまでの時間や気持ちも全部が詰まったお茶を通して、
みんなが心と心を通わせているように感じました。
茶道教室を通じて、
形だけのモノや形だけの言葉では表せない、
大切な何かに気づかせてもらいました。
そば打ち体験をしました!~カルチャー教室~
2012年11月7日
今日は、カルチャー教室で、そば打ち体験をしました.
協力してくださったのは、谷田部商店街の ”すし割烹 内藤” さん!
以前、こどもたちがご主人(以下 内藤さん)に挨拶をしたことがきっかけで、ライズ学園の活動に力をかしていただけることになりました。
本当に本当にありがたいことです・・!
子ども達には、内藤さんのご厚意でそば打ちをやらせていただくことを話していたので、みんな「おはようございます。今日はよろしくお願いします!」と元気に挨拶をしていました。
子ども達の中には、経験者もいればはじめての子もいましたが、内藤さんの指導のもと作業をすすめました。
まずは、そば粉をふるいにかける作業です。 丁寧にふるっていきます。
そして、ふるったそば粉に水を少しづつ加えて、練っていく作業。
内藤さんのパワフルな指示のもと、子ども達は真剣に練っていきます。
「なんか腰がいたくなってきた。」などと言いながらも、手を止めることなく熱中して作業をしていました。。
手のひらで円を描くように練っていくと、すこしづつ塊になっていきました。
子ども達同志でローテーションしながら練っていくと、ついに丸い大きな塊になり、完成!
次は、棒で伸ばす作業です。 これが難しい!
均等に広げていくために、棒を転がす方向や 力のいれかたを調整しなければなりません。
みんな真剣な表情で、ゆっくり丁寧に広げていきます。
「そんなに力をいれなくていい!」「いいぞ!その調子!」 内藤さんの威勢のいい声がけと 適確なサポートのもと、大きく広げることができました!
最後は、包丁で切っていく作業。
内藤さんが手際よく折りたたんでいき(内藤さん曰く 作業はとにかく早くすることが肝心!)、いざ!
みんな真剣な表情で、集中して、包丁をおろしていきます。
高校生の男の子、小学生の男の子が率先して切ってくれました。みんなとても上手でした。
なんだかできそう!と思い、スタッフも切らせてもらいましたが、あれれ!?見るとやるとでは大違い!
包丁をまっすぐ下ろすのも、細く切るのもとても難しいのですよ!!
あらためて 子ども達、すごいなあ・・と感じました。
仕上げに内藤さんが切ってくださり、完成! やはり、プロの包丁さばきはすばらしいです。
てんぷらの盛り合わせまで用意していただき、豪華な食卓です。
みんなでテーブルを囲んで 「いただきます!」
もりもり食べる子どもたち。
「おいしいね」 「細めんと太めんでは、味がちがう!」 「わさびもおいしい.からいけど甘味がある!」
などとおしゃべりに花を咲かせながらも、どんどん箸がすすむ子どもたちでした。特に、子どもたちばかりのテーブルは、
ゆであがったおそばがすぐに売り切れるほどでした(^^)
子どもたちがあまりに猛スピードで食べるものだから、内藤さん おもわず・・ 「おいおい、そんなに急いで食べるなよ!まだあるんだから!」とおっしゃっていました。
どっと笑いが起き、「だっておいしいんだもん★」と笑う子どもたちでした。
4回もゆでていただきましたが、残さずいただきました。 とてもおいしかったです!
食後のトークタイム。元気でパワフルな内藤さん。 話がはずみ、これもまた楽しいひとときでした。
内藤さん、本当にありがとうございました!!!
食後は、旧谷田部庁舎周辺のゴミ拾いをしました。
中学生Kさんからの 「ゴミがたくさん落ちているから、ゴミ拾いをしたい」という提案がきっかけでした。
ゴミは落ちていないかと探しながら歩くと、思った以上にたくさんゴミが落ちていました。
子どもたちは、作業がすすむにつれてどんどん真剣になっていき、植木の中や建物の裏など、すみずみまで清掃していました。
ビン・缶などいろいろな種類のゴミが大量にあつまりました。
最後は、種類ごとに分別して作業を終えました。「なんかカブトムシのにおいがする(汗)」などといいながらも、最後まで丁寧に分別して、作業をやりとおしました。
ゴミをかついで歩く帰り道はみんなできれいにした道。すがすがしい気分でした。
このような活動を通して、お世話になっている地域の方々に、少しでも恩返しをしていけたら・・と思います!
内藤さん、谷田部商店街の皆様、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
11月25日つくばリサイクルマーケットに参加します~ライズ学園~
今年度も子ども達からマーケットへの参加の声が上がり、参加することといたしました。
売り上げはライズ学園の子ども達が取り組んでいる被災地支援活動やライズ学園運営に役立てたいと思います。
お近くの皆様、是非お運びください!!
昨年のバザーの様子。大きな声で売り子をつとめてくれました(^^)
日時:11月25日(日)雨天中止 開店 10:00 ~ 閉店 14:00
場所:つくば市中央公園 水のひろば (水上レストハウス前):茨城県つくば市吾妻2-7-5
主催:つくばリサイクルを推進する会
☆ライズ学園の子ども達や保護者の皆様に、スタッフとしてのお手伝い、品物の提供などご協力をお願いしております。詳細はお問い合わせください。
☆在園生・OBの親同士の情報交換の機会にもなりますので、お時間のある方は是非ご参加ください!
「10年後の宮戸島」〜学会と被災地再訪に行ってきました〜
【10月16日更新版】
10月6日から、仙台で開かれた学会に参加してきました。
そしてそのあと駆け足で、宮城県内の津波被災地を再訪しました。
奥松島に位置する宮戸島は、大高森からの美しい眺めとノリ養殖などで知られる島です。
東松島市立宮戸小学校は、その島のほぼ中央部の高台にあります。校舎は津波被害をまぬがれましたが、当時の在校生の2/3が自宅を流されるなどしたそうです。
初めて訪れたときにはまだ授業が開始されておらず、2度目は夏休み中で、子ども達の顔を見ることはできずにいました。
今回、仮設住宅が立ち並ぶ狭い校庭の片隅に車を止めると、すぐに子ども達が笑顔で挨拶をしてくれました。
同校では、「10年後の宮戸島」を子ども達一人一人が絵にしていました。
そして、集合写真。
【*上記2点の画像は、宮戸小学校の先生から直接送っていただき、許可を得て掲載しています。】
この絵からは、生まれ育った島に対する子ども達の思いが伝わってきました。
私達も、ほんの少しだけ復旧・復興のお手伝いをさせてもらっていますが、子ども達の笑顔、そして夢がつまった絵からは、かえってたくさんの力を分けてもらったような気がします。
子ども達は、私達みんなの宝物です。
彼らはきっと、宮戸島の宝となり、未来の東北、そして日本を支えてくれると思います。
ちょうどお祭りが開かれていたこともあって、学会が開かれた仙台市の中央部は活気にあふれていましたが、沿岸部の復興はまだまだこれからといった様子でした。
被害を受けた建物の撤去がさらに進み、そこに街があったということすら、わからなくなってしまっている地域さえありました。
「今は、まだいい。しかし、職業に就けないでいる保護者もおり、この先が心配」という声もありました。
私達はこれからも、できる範囲で被災地域の子ども達の支援に取り組んでいきたいと思います。
最後に、この絵の横に書かれていた、子どもたちからの言葉をお送りいたします。
「夢と希望にあふれる10年後の宮戸島
東日本大震災で宮戸島は,多くの家々や浜が津波で流されました。この震災に負け
ず未来に向かってがんばるために,10年後の宮戸島の風景を全校児童29人,一人
一人が画用紙に描きました。
一人一人が描いた10年後の宮戸島の絵を,似た風景ごとにグループを作って話し
合い,ベニヤ板4枚分の壁画にしたのがこの絵です。
大きな壁画を作っていく活動は,私たち小学生にできる宮戸島復興の活動そのもの
だと思っています。全校で絵を描いて,気持ちが一つになりました。絵も上手くいっ
たし,これからも絵に込めた気持ちを忘れずにいたいです。
平成23年度宮戸小学校 児童一同」
ライズタイム「無人島サバイバル シミュレーションゲーム」~ライズ学園日記~
2012年9月19日(水)
本日のライズタイムのお題は、
「無人島サバイバル シミュレーションゲーム~極限の状態で、人は何を選ぶのか~」
(サブタイトルはKSさんが考えてくれました!)
これまで、災害時に「自分の身を守る」ためのワークをしてきたみんなですが、今回は少し視点を変えて、自分の頭で考えたことを伝え、相手の意見も尊重しながら一つの結論を出すワークに挑戦。こういう力は、災害時に助け合うためにもとても大事なこと。また、災害準備グッズを考える足がかりにもなるはずです。
というわけで、スタートしたライズタイムの様子をご報告いたします。
「ライズのみんなで船旅に出かけました。
ところが途中、嵐におそわれ、みんなは無人島に流れ着きました。
船はあと10分で沈んでしまいます。
島には食べ物と水はありますが、他には何もありません。
島で生き抜いていくため、脱出するためには、いったいどんなものが必要でしょうか。
船から5つだけ物を運んでくることができるとしたら、あなたは何を運んできますか?」
司会の大嶋さんが、無人島のイメージを見せながらストーリーを語りだすと、みんなぞくぞくと前に集まってきて、真剣な顔つきに。
ワークシートを使い、最初に個人で考えた後、3グループに分かれて話し合いをしました。
話し合いで大切にしたいことは・・
①自分の意見をしっかりもち、相手に伝えよう
②自分と異なる意見も否定せず、うけとめよう
グループで話し合うときは、どの子も意見がいいやすいように、各アイテムのカードを使って、必要なもの(Needs)とあればいいもの(Wants)に分ける作業をしました。
どれをNeedsに、どれをWantsにするかで、どのグループもたくさんの意見が出ていました。
「時計」 ・・・ 「日が昇ったら起きてお腹がすいたら食べて、暗くなったら寝ればいいんだから、いらない!」
「マッチ」 ・・・ 「魚などを調理する時や、暖をとる時につかえるから絶対に必要。」「発煙したら救助信号にもなるよ!」
「鉛筆」・・・「たくさんの鉛筆をマッチみたいに並べてSOSを作る!」
「鍋」・・・「いろんなものを入れて持ち運んだり、頭を守るためにも使えるよ!」
「ナイフ」・・・「木をけずって食器が作れる!」
「裁縫道具」・・・「森の中で狩りをしているときに大事なところが破けたら大変!」
などなど・・
子ども達からどんどん意見がでてきて、それぞれがしっかり無人島ゲームに入り込み、考えていることに感動しました。
ただ、一人ひとりがしっかり自分の意見をもっているがゆえに、異なる意見をもつメンバーと一つの意見にまとめることに
苦労しているグループもありました。 Aグループは、「薬はNeedsでしょ!」「いやいや、無人島で人がいないんだからウィルスはないでしょ、Wantsでいいよ」・・ Needs を5個にしぼることが難しく、6個になってしまうようでした。
白熱の議論は、”自分の意見をしっかりもち、相手に伝えよう” を、皆がしっかりできている証拠ですね。
スタッフはあまり口出しせずに、見守っていました。
すると終了5分前に、年長者のKSくんが、1歩ゆずって意見がまとまりました。
グループ全体のことを考え、他のメンバーの意見を取り入れたKSくんの姿に、びっくりしたとともに大きな成長を感じました。
最後は、各グループの発表をしました。
どの子も、自分のグループだけでなく、他のグループの発表を真剣に聞いていました。
グループに補佐役として入っていたスタッフにも、子ども達それぞれの素晴しかった点を発表してもらいました。
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みんなで意見を一つにまとめるってとても難しいことですよね 1人ひとりが自分の意見を大切にしているとなおさら・・。
意見をまとめるためには、他の人の意見を受け入れたりなどの”ゆずりあい”が必要になります。
しかし、そういった結論はあえて子ども達には前もって告げずに、ワークをスタートしました。
まずは、子ども達にまかせよう!やってみてうまくいかなかったら、みんなで振り返りの反省をして、次回につなげればいい!と思っていたからです。
だから、KSくんのような”ゆずりあい”の行動が、自然に子ども達からでてきたことには、感動しました。
そして、見習わなければ・・と強く思いました。 大人が一番できていないかもしれませんね・・
そして、どの子も他のメンバーに気をつかいすぎることなく、自分の意見を主張できていたのは、みんなの人間関係が良いからだと思います。
また、機会をみつけてやりましょうね!
今年も100本のクリスマスツリーがやってきました~ライズ学園~
残暑が続く中、今年もつくばの名物”100本のクリスマスツリー応募”の季節がやってきました。
「お~、そんな時期か!」
「まだ暑いのに・・・。もう冬の話?!」
ライズ学園の子ども達と相談し、今年も応募することにしました。
そこで、絵画造形の時間にみんなで話し合いをすることに。
テーマツリー部門は「○○のためのクリスマスツリー」。
○○にあてはまる言葉を考えて、それをツリーで表現します。
子ども達からは色々な意見がでました。
「ペットのためのクリスマスツリー」←(自分が飼っているペットに感謝をこめて作る)
「ひとのためのクリスマスツリー」←(すべての人に感謝し、その感謝をこめて作る)
「あなたのためのクリスマスツリー」←(ツリーを見てくれたすべての人に贈るツリー)
「幸せのためのクリスマスツリー」←(ささやかな幸せを飾るツリー)
「楽しくなるクリスマスツリー」
←(震災やつくばの竜巻からの復興はまだまだ。復興を続けるには、暗い気持ちでなくて明るい気持ちじゃなくちゃ。そのために楽しいツリーを作る)
「ずっこけ3人組のためのツリー」、「くるまのためのツリー」、「シャーロピアンのためのツリー」←(自分が好きなものを飾るツリー)
・・・などなど、アイディアが。
沢山でたタイトル案を一つにまとめた結果・・・
「楽しくなるためのクリスマスツリー」になりました!!
作る人も、見る人も楽しくなるようなツリーです。
自分の好きなものを飾って楽しくなったり、誰かを思ってワクワクしながら飾りを作ったり、ツリーを見た人が楽しくなったり・・・と、みんなのアイディアをすべて盛り込んだツリーです。
10月にはイーアスつくばで、応募した作品を展示する「原画展」が行われ、それを見た人の投票により当選が決まります。
ライズ学園のみんなの原画も紹介されますので、是非お運びください!!