リヴォルヴ学校教育研究所 > rise_staff の記事

ライズタイム「サイコロトークで知り合おう!」をしました(ライズ学園日記)

2013年6月26日

今日は、6月のライズタイムとして「サイコロトークで知り合おう!」というゲームをしました。
5月のライズタイムでは、こどもたちがお互いを知るきっかけを作るために、自己紹介カードを作りました。
今回は、5月の発展版といった感じです。普段あまり話さないようなことを話しながらお互いのことをより深く知ることができたら・・と思って企画しました。


まずは、ゲームの内容の説明です。
サイコロをひとりひとりが順番にふっていき、出た目のテーマについて話をするというものです。
発表者が話をしている時は、他のメンバーはしっかり聞く姿勢でいること・発表中は茶々をいれたりせず、発表者が話しやすい雰囲気をこころがけること・発表がおわったら質問も含めフリートークをするということをルールとしました。


そして、いよいよゲームがスタート!
Kさんがトップバッターでサイコロをふりました。 出た目は、5。 お題は、「好きなスポーツは?」というものでした。

「ドッチボールが好きです。中の人をあてた時、なんともいえない爽快感があるから。・・・」など話をして、「実は、こうみえて運動は苦手なんです。」という爆弾発言が。聞いていたみんなは一斉に「え~~~!!??」と驚いていました。だってスポーツの時間に、はつらつと動き回っているKさんだから。
こんな意外な発言が出て、友達の知らなかった一面が見えるのが、このゲームの醍醐味なのですね(*^_^*)

Yくんは、「何だ、それ!」というお題でした。
「鎖国時代に日本をせめてきたオランダ軍。日本側は「言葉が通じない」といって断ったけど、オランダはそれを予測していて、ちゃんと通訳を連れてきていたので断れなかった。」というエピソードを話しました。歴史に詳しいYくん。「他にはね~」と次々と歴史ネタを披露してくれましたよ。
聞いているみんなは「へえ~!」という関心の声をもらしていましたよ。


Kくんは、「行って見たいところ」というお題で話をしました。
八重の桜が好きなKくん。「合津若松にいってみたい。今大河ドラマを撮影しているし。食べ物も美味しいらしい。」と発表しました。みんなから合津若松について質問がでて、ご当地ゆるきゃらの説明をしたりと話に花が咲きました。話をしているうちにKさんの田舎が合津若松であることがわかり、Kさんから「いくなら桜の時期がおすすめだよ!」などと耳寄り情報が。Kくん、前のめりになって聞いていましたよ。

スタッフももちろん参加。
北村さんが「将来なりたいもの」について話をした際に、「食品サンプルをつくる職人さんになりたい。サンプルを見ていると癒されるんです!」と発しました。他のスタッフも子ども達も「え~!そうだったんだ!」とびっくり!
普段はクールな北村さんの意外な一面を垣間見ることができました(^-^)


Kちゃんがまとめてくれたホワイトボード。
話を聞きながら上手に言葉をまとめてくれました。すごい才能です!

トークが進むにつれて盛り上がり、あっという間に時間がすぎました。
最後は、子ども達のひとこと感想タイム。
「ふだんなかなか話さない内容のおしゃべりができて、よかった。」
「今日参加できなかったメンバーもいるから、また後日のフリータイムに第二回をしたらいいのではないか。」
などという声があがりました。

こどもたちのリクエストもあり、翌週月曜日に第二回が開催されました。
今後もいろいろなメンバーを交えて、ゲームができたらと思っています。
(スタッフ大嶋)

映画「DX(ディスレクシア)な日々~美んちゃんの場合~」延期のお知らせ

【重要】 8月3日・4日に予定していた「DXな日々」上映会が、都合により延期となりました。

関係者の皆様には、ご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。
また、上映を楽しみにしていただいた皆様にもご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。

今回、私たちの上映会は延期とさせていただきましたが、ご都合のつく方はぜひ、東海村の上映会でご覧いただければと思います。

【自分らしさを守る権利擁護夏休み映画会】
日時:8月21日(水) 13時30分~
場所:東海村総合福祉センター
主催:東海村社会福祉協議会
詳細はこちらら http://dxnahibi.com/joueikan39.html

リヴォルヴ学校教育研究所 理事長 小野村 哲

「ご寄付・ご支援のお願い」ページを更新しました


 認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所は、平成12年の設立以来、不登校や学習につまずきがちな子ども達の支援などさまざまな活動に取り組んでおります。

 つきましてはぜひ、皆様に一層のご理解とご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。


https://rise.gr.jp/kihu

*今年度より、会員登録・会費納入をオンライン上で行うことができるようになりました。
また、「いばらき未来基金」に、事業指定団体として参加しています。

田植えに参加しました!~ライズ学園日記~

5月26日、毎年恒例の自然生クラブさん主催の田植えに行ってきました。

朝方、筑波山に雲がかかり、今日はくもりかな?と思っていましたが、ライズ学園のみんなが筑波山のふもとに着くころには雲が晴れて、絶好の田植え日和になりました。

すでにたくさんの人が集まり、田植えをスタートさせていました。

筑波山の淡いをバックに、水が入れられた泥田にひと束ずつ丁寧に苗を植える人々。とても美しい光景です。日本にうまれて本当によかった!

さて、ライズ学園のみんなも作業スタート!
                              

2人ペアになって、マルチシート(虫よけシート)をはり、その上から稲を植えていきます。

小学生YくんとKくんペア。息ぴったり(?)でどんどん苗を植えてすすめていきます。Yくんは今年で田植えは7回目だとか。とても頼りになる存在です!

Kくんは、今年で2回目。タガメや様々な水生昆虫に大興奮しながら、楽しそうに作業していました。Kくんのお父さん、お母さんも「わたしたちもすっかりライズの一員だな」などといいながら、

熱心に作業をされていました。

中学生YさんとKさんペアは、元気いっぱいおしゃべりしながら田植えをしていました。

中学生Mさんは、初参加。体調が万全ではない中、頑張って参加し、みんなの写真を(おもしろおかしく)撮影してくれました。

集中して作業しているとあっという間に午前中がすぎて、お昼ご飯タイムに。

自然生クラブのみなさんお手製のお料理お数々!

「きれいな景色をみながら、こんな美味しい料理を食べられるなんて幸せだな~・・」「トマトが美味しい!たまねぎも!」などといいながら、みんな美味しそうにほおばっていました。

田楽の舞をみながら、ゆっくりお昼休憩。

                       

小川にはいってカエルをとったり、土手をジャンプしてわたってみたり・・。

ここにくるとなぜかみなほぐれた良い表情になる気がします。美しい景色の中で、気持ちが解放されるのでしょうか(*^_^*)

さて、休憩のあとは午後の作業スタート。残すは田んぼ半分です。

今年は、人数がやや少ない上に男性が少なく、一人ひとりの作業は例年より多いです。午後からだんだん日差しが強くなってきて、気温も上がり、結構な重労働です。

それでもみんな休むことなく頑張って作業をすすめました。

午前中の作業を終えた時点で、「午後はもうやらないよ」と言っていたYさんも、頑張っていましたね。

もう少しでフィニッシュ!というところで泥に足をとられ、尻もちをついたYくん。下半身は泥だらけ!たすけ起こそうとしたKくんと北村さんも泥まみれに・・。

「あ~~~~! 汗 怒」とへこみながらも作業をつづけ、すべてやりきった後で小川に洗いに行っていました。素敵ですね。

小野村先生も加わり、みんなで力をあわせて田んぼ一面、やりきりました! できあがった田んぼはとても綺麗で、みんな達成感を感じたのではないでしょうか。


参加したみなさん、本当におつかれさまでした。


そして、自然生クラブのみなさん、ありがとうございました!

小さなラブ&リー農園に行ってきました~ライズ学園日記~

更新がご無沙汰してしまい、大変申し訳ありません。
ライズ学園の子どもたちは、今年度も個性を光らせながら様々な活動をしています!

下記、5月20日(月)雨の農園体験@小さなラブ&リー農園のご報告です。

この日の朝は霧雨が降ったり止んだりしていましたが、農園主の糸永さんとスタッフで相談のうえ、決行することに。
着いたらすぐに、ビニールハウスの中に招いていただきました。


なんとそこには、カセットコンロの上にお湯を沸かした鍋と、たくさんのお野菜がずらり。
糸永さんが用意しておいてくださったのでした。

「前回の作業を覚えてる?何を植えたんだっけ?」
糸永さんの問いかけで、去年のことをいろいろと思い出しながら、みんなが五感と第六感を磨く意欲に燃えてきたら・・・

「野菜しゃぶしゃぶ」タイム!

 
水菜もレタスもこうやってお湯に通すだけ。
野菜だけでも美味しい。
ポン酢などをつけたら、さらに美味しいんです!
みんな、もりもり食べていました。

そのあとは、イチゴの収穫作業。
ピークはとうに越してしまったので、この日に収穫できるまでもってくれるかなとみんなで心配をしていたのですが、ちゃんともってくれました!
 
11月に植えた苗が、半年を経てようやく実になるまでを考えたら、ほんとうに貴重なイチゴです。


こんな風に、大きいの、小さいの、いろんな形のイチゴがあって、でもみんな濃い味がする。
ライズのみんなのようです。


収穫したイチゴを囲んでみんなでパチリ✩

そのあとは、農園の観察。
 
このときみんなの後ろに見えているのがライ麦。


ライ麦を刈り取って干して、スイカの敷き藁(しきわら)にします。
このスイカがまた被災地に届けられる。

 
この農園の中では、またはこの農園を中心として、すべてのものがより良い循環を生み出しています。

  
最後に、ラッカセイの種も植えました。
「これ植えたら、ほんとにあのラッカセイが育つの?」
だって、食べたことのあるラッカセイそのもの。
半信半疑のみんな。

どんな風に成長するのか、楽しみです。


糸永さんのジョークやリズムにどんどんついていくみんな。
(取り残されがちなスタッフ(笑))


最後に、ビニールハウスの中で集合写真。

雨の中の農業体験、どうだったでしょうか。
「なんか強烈な思い出になりそう」
「雨の音っていいよね」
こんな声が聞こえてきました。

野菜も虫も人も、同じ自然の中で生きている。
雨の中の農業体験に、そんな感覚を研ぎ澄まされたような気がします。

糸永さん、体験の用意や日々の農園管理だけでなく、子どもたちに農園の様子をマメにお伝えいただいたり、収穫したものを持ってきてくださったり、本当にありがとうございます。
実はこの日、ラヂオつくばの市民レポーター、ポップコーンさんも来てくださり、自然なかたちで取材をしてくださいました。ありがとうございました。

このときの様子が、6月23日(日)18時〜18時半、ラヂオつくばで紹介される予定です。
ぜひお聞きください!
✩ラヂオつくば インターネットで放送をお楽しみいただけます

会報「ライズ通信 11号」をアップしました

リヴォルヴ学校教育研究所の会報「ライズ通信」最新号をアップいたしました。
ぜひご覧ください!
https://rise.gr.jp/letter

共感と発見のための「子育てどう(Do)?」トークカフェを開催します

【 お申込方法 】

①Web上でのお申し込み
✩つくば会場のお申し込み : http://kokucheese.com/event/index/92588/

終了しました!当日の様子はこちらから

✩水戸会場のお申し込み     : http://kokucheese.com/event/index/93416/

終了しました!当日の様子はこちらから

②FAXでのお申し込み

申し込みフォームをダウンロード、プリントアウトの上FAXをお願いいたします。

事務局FAX番号 029-896-4035


③お電話でのお申し込み

事務局までお電話いただき、下記6点をお伝えください。

①お名前
②メールアドレス
③電話番号
④希望会場(つくば市民大学or茨城県立健康プラザ)
⑤保育希望の有無
⑥保育が必要なお子さんのお名前と月齢

事務局電話番号 029-856-8143


【その他お問い合わせ等連絡先】

いばらきの「子育てどう(Do)?」プロジェクト運営委員会 事務局
(認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所内)
メール はこちらから
TEL 029-856-8143
FAX 029-896-4035

チラシのプリントアウトはこちらから

[プリンターの印刷設定] ・出力用紙→A4用紙
・印刷設定→割付け(複数)印刷 1ページに2枚
・両面印刷設定→あり。縦とじ印刷

*A4用紙に裏表2枚分の印刷を想定しています。プリンタによっては、うまく印刷ができないことがございます。

******************************
共感と発見のための「子育てどう(Do)?」トークカフェ
〜お茶とお菓子と保育あり✩〜
******************************

■ 日時と場所

・2013年6月22日(土)10:00〜12:00 つくば市民大学(茨城県つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5階)

※終了しました。当日の様子はこちらから
※ろうきんビル敷地内の駐車場は利用できません。つくば都市交通センターの駐車場(南1~4)をご利用ください。お帰りの際、駐車券をお渡しします。

・2013年7月6日(土)10:00〜12:00 茨城県立健康プラザ(茨城県水戸市笠原町993-2 いばらき予防医学プラザ内)
終了しました!当日の様子はこちらから

■ 対 象 主に、現在 未就学児を子育て中の保護者の皆様
■ 定 員 各回30名 (先着順)
■ 参加費

500円(お茶・お菓子・資料代)*保育は無料

■ ファシリテーター 常磐大学 池田幸也さん
■ 主 催 いばらきの「子育てどう(Do)?」プロジェクト運営委員会 (認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所他)
■ 助 成 パルシステム茨城2012年度くらし活動助成基金
■ 後 援 茨城県、茨城県教育委員会、つくば市、水戸市

===============================================
お茶とお菓子を囲んで気軽に子育てトークしませんか?
===============================================

共感しあったり考えあったりしながら、一人ひとりが自分の力を感じ、認め合い、元気になれたらと思います。

もしよかったら、お弁当も持ってきて下さい。お時間の許す方は、お子さんも交えて、いっしょにランチをしませんか?

いろいろ話してすっきりしちゃいましょう!


「子育てどう(Do)?」facebookページ

「子育てどう(Do)?」Webサイト

映画「DX(ディスレクシア)な日々~美んちゃんの場合~」をつくばで上映します!!

【重要】 8月3日・4日に予定していた「DXな日々」上映会が、都合により延期となりました。

関係者の皆様には、ご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。
また、上映を楽しみにしていただいた皆様にもご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。

今回、私たちの上映会は延期とさせていただきましたが、ご都合のつく方はぜひ、東海村の上映会でご覧いただければと思います。

【自分らしさを守る権利擁護夏休み映画会】
日時:8月21日(水) 13時30分~
場所:東海村総合福祉センター
主催:東海村社会福祉協議会
詳細はこちらら http://dxnahibi.com/joueikan39.html

平成25年 6月26日 リヴォルヴ学校教育研究所 理事長 小野村 哲

***********************************************

8月3日(土)、4日(日)に、映画「DX(ディスレクシア)な日々~美んちゃんの場合~」上映会 を行います。
なんと、2日間とも、美んちゃんご本人のトークショーが行われます。
この機会をお見逃しなく!!みなさん、ぜひお運びください♪


画像をクリックすると、チラシをご覧いただけます

~予告編~



★ストーリーはこちらから  ドキュメンタリー映画 「DXな日々~美んちゃんの場合~」公式ホームページ

開催日 2013年8月3日(土 )午前の部 / 午後の部  8月4日(日) 午前の部  ※ 全3回上映  延期となりました

○ 会 場  つくば市民大学 (つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5F) 【地図】
      ※ 会場に駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

○ 入場料 前売 1,000円 / 当日1,200円 

○ 定員:各50名  ※ 人数に達し次第、締め切りとさせていただきます。

○ 主催:DXな日々inつくば市上映委員会
 共催:つくば市民大学  後援:つくば市教育委員会

● 申込方法
1、WEB上でのお申込み
 ・8月3日(土)午前の部のお申し込み

 ・8月3日(土)午後の部のお申し込み

 ・8月4日(日)午前の部のお申し込み

 FAXまたはお電話にてお申し込みの場合は、以下の5点をお伝え下さい。お申込み後、
 ① お名前
 ② 電話番号
 ③ 住所
 ④ 希望日時( 8月3日の午前、8月3日の午後、8月4日の午前 )
 ⑤ 希望枚数

2、 申込後1週間以内に郵便局から入場料を郵便振替にてお振込みください。
 【振込先】 郵便振替口座
  00120-5-171173 特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所
  ※ 振込手数料はご負担となります。ご了承ください。
  ※ 一旦入金された入場料は返金できませんのでご了承ください。

3、入金確認後、チケットをお送りいたしますので当日ご持参ください。

【お問い合わせ・お申込みは】
DXな日々inつくば市上映委員会 事務局 ( NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所内)
メール rise@cure.ocn.ne.jp
TEL 029-856-8143         FAX 029-896-4035

★ リヴォルヴで開発している、ディスレクシアの子にも優しい教材です ★

英語教材

ひらがな教材

保護者・先生方向け研修教材

定時総会が行われました

認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所「第12回定時総会」が行われました。

●日時:平成25年5月18日(土)

●会場:つくば市松代交流センター 会議室

●内容

開会

代表 挨拶

議 事

議長選任

議事録署名人の選任

第1号議案 2012年度活動報告の承認を求める件

第2号議案 2012年度決算報告の承認を求める件

監査報告

第3号議案 理事及び役員の報酬等に関する規程(案)の承認を求める件

第4号議案 2013年度事業計画(案)の承認を求める件

第5号議案 2013年度予算案(案)の承認を求める件

第6号議案 2013年度役員(案)の承認を求める件

その他

閉会

全議案が賛成多数で承認され、総会は無事終了いたしました。

その後、「子育てどう(Do)?トークカフェ」と題して、様々な立場の参加者どうしでお茶とお菓子を囲み、主に未就学児の子育てについて自由に話をしていただく時間を設けました。

皆さん、いろいろなご経験やご意見を持って参加してくださり、どのグループも盛り上がっていました。
詳細は、「子育てどう(Do)?」プロジェクトのフェイスブックホームページにアップしていきます。
   

多くの方々に支えられ、今年度も無事に総会を開催することができました。心より感謝申し上げます。

今年度もよろしくお願い申し上げます。

本屋さんでびっくり!~ライズ学園日記~

 ライズ学園では、昨日、みんなで本屋さんに行きました。都内に住む方から、本を購入してくださいとご寄附をいただいたのです。

 子ども達は、どんな本を選んできたと思いますか?

 新聞の書評欄から候補に挙がったのが、「137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史」(クリストファー・ロイド 文藝春秋)。
 これだけでも驚かせられていたのですが、小学6年生の男の子に「どんな本がほしいの?」と聞くと、「きょすうのじょうちょ」という答え。私は一瞬ぽかんとしてしまいました。

 本屋さんに行って、またびっくり! 「虚数の情緒-中学生からの全方位独学法」(吉田 武 東海大学出版会)は1,000ページにもなる大書です。副題には「中学生からの…」とはありますが、彼はそれでもまだ小学生です。

 「高すぎますか?」と彼。

 「ページ数から考えれば、安いと思うよ。だけどまず、少し読んでから決めたら」と、私は私でそのすぐに近くにあった別の本を読みだしました。

 「うーん」

 「やっぱりむずかしい?」

 「いや、おもしろそうだけど … 高いから …」

 「大丈夫でしょ、きっと。君が読みたいなら買おう!」

 しばらく店内を歩き回っていて「決められない」といっていた中学3年生の女の子が選んできた本は、「乳幼児は世界をどう理解しているか:実験で読みとく赤ちゃんと幼児の心」(外山 紀子他 新曜社)。

 「ことばと思考」(今井むつみ 岩波新書)を「おもしろかった」とわずか2、3日で読了していた彼女は、私が個人で買った「脳はいかにして言語を生みだすか」(武田 暁他 講談社)を見て、「それもおもしろそう。読みたい」と言います。

 「火の鳥 全巻」(手塚 治虫 角川文庫)なども買いましたが、(マンガとはいえ、これはこれで素晴らしいですよね)、子ども達の知的好奇心にはびっくり!

 最初にお話しした男の子に、

 「算数は苦手って言ってなかった?」と聞くと、彼は「計算は苦手だけど … 」と言います。

 
  ライズ学園には、本当におもしろい子が集まってきます。前に座談会形式の講演会で、「おもしろい」といったら「子どもを侮辱している」と感想に書かれたことがありましたが、私は彼らのことを本当に「おもしろい」と思いますし、彼らといることをとても楽しく思います。ちなみに「おもしろい」は、もともと「目の前が明るくなる様子」を表した言葉だそうです。彼らと接していると、まさに「目の前が明るくなる」ような気がします。

 不登校も、それ自体は決して問題ではないと思います。問題であるとしたら、それは不登校になることによって、自信を失ってしまうことだと思います。

 力不足も否めないのですが、私達スタッフが常に心がけているのは、一人ひとりに異なる可能性の芽を、大切に育むことです。

 私自身も、元は公立学校の教師です。普通の学校を全否定するつもりはありません。しかしそれが、すべての子ども達に効率的に質の高い教育の機会を与えるため「観光バス」だとしたら、私達は「タクシー」になりたいと思っています。子ども達には、様々な学びの機会が与えられて然るべきだと思います。この子たちには、自分のペースで、ゆっくりと歩いて行ってほしいと思います。

 そして子ども達に、年に何度となく話をするのは、ライズ学園が多くの人々の善意で支えられていうということ、感謝の気持ちを忘れずにいようということです。

  最後になりましたが、寄附をいただいたSさんには心からの感謝を申し上げたいと思います。